このように考えている人に向けての記事になります。
英単語を覚えるのって難しいですよね。
単語帳で勉強してその時は分かっても、文章で出てきたらわからなくなったり、話そうと思っても単語が思い出せないという経験をした人もいるでしょう。
実際僕も、大学受験に向けて英単語の勉強をしましたが、いざ使おうと思った時に思い出せないことがたくさんありました。
でもこれは、英単語の覚え方が間違っていたからということが分かりました。
社会人になって改めて英単語を学んでいる時にそのことに気づきました。
今では1日100単語、1ヶ月で3000単語ペースで覚えて、さらに使いこなせる方法を確立することができました。
もし、英単語の覚え方を間違えていると、この先も使いこなせないまま終わってしまいます。
「えっと、この英単語の意味ってなんだっけ…」「これって英語でなんて言うんだったかな…?」という状態から抜け出せません。
ただし英単語の覚え方をマスターすれば、忙しい人でも1日30~100単語覚えて、さらにリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングで使いこなせる英語力を身に着けられます。
今、英単語が覚えられない、覚えたつもりなのにスッと出てこない人は参考にしてください。
この記事で分かること
- 間違った英単語の覚え方8選
- 効率のよい英単語の覚え方のコツ
- おすすめの英単語帳とアプリ
自分の失敗談
まずは、僕がこれまでやってきた英単語の覚え方を紹介します。これは失敗談です。
大学の一次試験では使えるかもしれませんが、リスニングやスピーキングでは役に立たない方法でした。
まとめたものがこちら。
僕の失敗談
- 書いて覚えようとしていた
- 音を無視していた
- 1個ずつ丁寧にやりすぎた
- 英単語→日本語ばかりやっていた
- 正しい発音を無視してた
順番に説明します。
僕の英単語失敗談✓書いて覚えようとしていた
僕は英単語を書いて覚えようとしていました。
確かに綴りは大事です。
だけど、書くのってものすごく非効率な覚え方なんですよね。
時間がかかる上にめちゃくちゃ疲れて、さらに大して覚えられないという最悪な手段です。
1回書くよりも10回読んだ方が楽だし覚えられます。
それに気づかずに、漢字を覚える時みたいに何回も書いていた僕は完全に失敗してました。
僕の英単語失敗談✓音を無視していた
書くことにこだわりすぎるあまり、僕は音を完全に無視していました。
発音の仕方も分からず、音声もほぼ聞かなかったためスピーキングもリスニングもまるでダメ。
赤ちゃんが言葉を覚える時って、まずは聞くことから始まりますよね。
それと一緒で音は言語習得に必要不可欠な要素です。
言葉を覚える時に音を無視するのは絶対にやめましょう。
僕の英単語失敗談✓1個ずつ丁寧にやりすぎた
完璧主義の僕は、1単語ずつ丁寧にやりすぎました。
1単語を何回も繰り返して、よしできたと思ったら次の単語を覚える。
自信がなくなってまた戻る。これを繰り返してました。
これをやっていると、1000単語覚えようとしたらとんでもない時間がかかってしまいます。
仮に1000単語目までできたとしても、その頃には最初の1単語目なんて忘れています。
だから、完璧主義は捨てるべきでした。
忘れてもいいから何周もして行く方が早くたくさんの単語を覚えられることに気づきました。
僕の英単語失敗談✓英単語→日本語ばかりやっていた
英単語は使いこなせるレベルにまで勉強するべきです。
だけど僕の場合は、英単語→日本語にすることに力を注いでました。
なぜなら、大学入試で必要とされる力は「リーディング」がメインだったからです。
大学レベルにもよりますが、長文読解ができるかが重要視されており、僕の時代はスピーキングを必要としませんでした。
それもあってとにかく英単語→日本語に変換するの一方方向の学習ばかりしていたのです。
これではいつまで経っても英単語を使いこなせるようにならないです。
僕の英単語失敗談✓正しい発音を無視してた
僕にとって英語の勉強は「受験で合格するため」でした。
そのため、極力必要のないことをカットしてきました。
4技能の中で僕に必要なかったのは、スピーキング。
正直当時は発音とかどうでもよかったのでほぼ無視です。(今考えると必要ないわけでもないのですが)
だけど、仕事やコミュニケーションだとスピーキングは必須。
大人になって勉強を再開した僕は、英単語は分かるけど発音に自信がないという状態になってしまいました。
これも失敗ですね。
僕の英単語失敗談✓使い方を知らなかった
最後は使い方を知らなかったという失敗です。
英単語を覚える時は、英単語→意味だけでしかも単語単体で覚えてしまっていたため、「他動詞、自動詞」とか「この単語の後には人、目的語が来る」というのを無視してました。
一応作文の練習はしていましたが、覚えた英単語を使いこなせたのかと言うとそんなことはありませんでした。
「あれ、in って必要だっけ…?」ということが多発。これも自分の英単語の覚え方の失敗談です。
間違った単語の覚え方
僕の失敗からあなたに伝えたい、「間違った英単語の覚え方」を下にまとめました。
この覚え方をしている人は、非効率でいざという時にまったく使いこなせなくなってしまうので、すぐにやめましょう。
間違った単語の覚え方
- 毎日少しずつ覚える
- いきなり全ての意味を覚える
- 書いて覚える
- 耳や口を使わずに覚える
- 英単語→日本語だけしかやらない
- 単語だけ覚えて安心する
- やる気なく覚える
- 時間をかけて思い出す
順番に解説していきます。
間違った英単語の覚え方①毎日少しずつ覚えること
完璧主義の人がやりがちなのが、毎日少しずつ覚えようという勉強法です。
1単語ずつ確実に覚えてから次に行きたい気持ちはよくわかります。
だけど、人ってその瞬間は覚えられても、少し時間が経ったら大半のことを忘れます。
そのため、毎日少しずつ進んでいると、覚えた→忘れた→覚えた→忘れた…の地獄の追いかけっこになる危険性が高いです。
単語帳の最後まで進んだことがなくて、前半ばかり勉強している気がする人は、この傾向があります。
気を付けましょう。
間違った英単語の覚え方②全ての意味を覚える
英単語によっては、5個や6個と複数の意味を持つものがあります。
これを1発で全て覚えるのもおすすめしません。さきに進むのが遅くなるからです。
英単語長を見ると、英単語があって意味が載ってて、さらに熟語があって、その類義語が載ってて…など情報が盛りだくさんです。
それらに足を取られないようにしてください。
まずは多くの単語に1日も早く触れることを優先しましょう。
間違った英単語の覚え方③書いて覚えること
書いて覚えるのも非効率なので間違った覚え方だと言えます。
社会人は時間が限られているし、疲れている、寝不足の場合も多いでしょう。
そんな中で書きながら覚えていると苦痛でしかなくなります。
そのうち「めんどくせー!」ってなるので、書いて覚えている人は今すぐやめましょう。
何回も見たり読んだりすればある程度書けるようになるので、無駄に体力や精神力を使わないように。
間違った英単語の覚え方④耳や口を使わずに覚えること
英単語を覚える時に、黙読したり、ただひらすら書くのはだめです。
これだと一向に話せるようにも聞き取れるようにもならないからです。
言語の学習をするときは、出来るだけ耳や口を使ってください。
リスニングやスピーキングが苦手な人に多い覚え方です。
間違った英単語の覚え方⑤英単語→日本語だけしかやらないこと
英単語→日本語だけをしていると、リーディングの力はつきますが、スピーキングの力はつきません。
会話の時に「あれ…やったはずなのに英語が出てこない…」ということが頻発します。
最終的には英語→英語、つまり、日本語に戻すという過程を省けるレベルになれたら理想的です。
しかし、これは難しいし、まだ僕もできません。
だからまずは英語⇆日本語の双方向からの学習をするといいでしょう。
間違った英単語の覚え方⑥単語だけ覚えて安心すること
これは後半の話になるのですが、単語単体だけを覚えて満足してはいけません。
なぜならそれだと使いこなせないからです。
最初は英単語を見たら日本語の意味が分かればOK。
しかし、それだけだと文章にする力がまだないです。
前置詞が必要?、可算名詞or不可算名詞?とかまで理解できてようやく身につきます。
使えるレベルにアップするには単語単体だけで満足せず、文章化できるところまでいく必要がありますね。
間違った英単語の覚え方⑦やる気なく覚えること
ぼーっと見ているだけでは単語は覚えられません。
聞くときも同じで、「聞き流していたら覚えられるよねー」と思って、別の作業をしながらだと無理です。
単語を覚える時は、「よし!覚えよう!」という集中スイッチを入れましょう。
間違った英単語の覚え方⑧時間をかけて思い出す
話すときにいちいち止まっていたら時間がかかりますよね。
それと同様に、英単語を見て意味を思い出すのに10秒もかけているのはいけません。
思い出す行為は大事だし最初はいいのですが、だれかとコミュニケーションを取るときに「 I…(10秒)play…(10秒)…tennis.」なんてしている時間はないです。
だから、ボールを壁に投げたらすぐに跳ね返って来るように、単語を見たらすぐに意味がわかる、日本語を見たらすぐに英語に変換できるようにしていく必要があります。
実際に僕もやっていた勉強法なので、これらがいかに非効率で実用性のない方法か身を持って学んでいます。
もし、この方法で覚えていた人は、やり方を変えるだけで大きな成長ができるかもしれません。
続いて、正しい英単語の覚え方を紹介します。
僕はこの方法を実践して1日100単語を覚えることができました。
時間がない社会人、それから英語が苦手な受験生にも試してほしい方法です。
使える!英単語の覚え方のコツ
この記事はあくまでも英単語にフォーカスを当てています。
だからこれが出来れば英語マスターと言うわけにはいきませんが、確実に単語力+αを付けられる方法を紹介します。
大雑把なイメージは点から線にしていくイメージ、雪だるまを転がして大きくしてイメージです。
最初は本当に小さなとことから、最終的にはただ単語を暗記しただけではなく、即座に正しい発音で一瞬で引き出せるようにしてくのを目指します。
では、覚え方のコツを紹介します。
多いので自分に試せそうなことから取り入れてみてください。
- 1日100単語以上触れる
- イメージを使って右脳を生かす
- まずは1つの意味を覚える
- CDを聞いて発音記号を意識して声に出そう
- 基本的に書かない
- 五感と体を使って4技能を鍛える
- 一瞬で変換できるように
- 例文とセットで覚える
- 類義語、同じ意味の表現、対義語もマスターする
- 接頭辞・接尾辞を知っておくと便利
- 「これって英語で何て言う?」って考える
- 関連法を使う
- 本場の英語で仕上げる
1つずつ解説していきます。
英単語の覚え方のコツ①1日100単語以上に触れる
失敗談や間違った覚え方の所でも伝えましたが、1単語1単語丁寧にやる必要はありません。
「完璧にしてから次にいこう」という発想は捨ててください。
とにかくスピード命で多くの単語に触れるようにしましょう。
僕はこのような流れでやっていました。
- 1日目:1~100単語を覚える
- 2日目:101~200単語を覚える&1~100単語を復習
- 3日目:201~300単語を覚え&1~200単語を復習
このように、先へ先へ行くきつつ、やったことの復習をしていましょう。
僕は英語の勉強に時間を割けたので、100単語ずつやってましたが、人によっては時間を作るのが難しい人もいると思います。
そういう人は、30~50語ずつでいいので、進めていきましょう。
また、何周もすればいいので、最初は英語→日本語、日本語→英語のどちらかが出来ればいいです。
英単語の覚え方のコツ②イメージを使って右脳を生かす
人には左脳と右脳があり、右脳の記憶力は左脳の10倍だと言われています。
だから右脳を生かさない手はありません。
右脳は絵や音楽などの芸術に関わる部分を司っています。
単語を文字としてではなくて、音やイメージでとらえてみるといいです。
例えば、「invention」という単語を見た時に「発明品」と文字で覚えるだけではなくて、モノ(映像)として自分の頭の中に描くということです。
簡単な「apple」や「orange」だと自然とイメージすることができると思いますが、それと同じように難しい単語でもこれをやってみてください。
忘れにくいだけではなく、英語をイメージで理解できるようになるので、会話の時に英語→日本語への変換の必要性がなくなっていきます。
英単語の覚え方のコツ③まずは1つの意味を覚える
英単語によっては複数の意味を持つものがありますよね。
例えば「take」「pick」とか。
こういった英単語の持つ意味をいきなり全てを覚える必要はないです。
まずは1番の意味、多くても2番の意味までを覚えましょう。
1単語に時間をかけすぎるのもよくないので、ぱっぱっと先へ進んでいきましょう。
1つの意味が完璧に覚えられたら、肉付けをするように2つ、3つと覚えていくといいです。
英単語の覚え方のコツ④CDを聞いて発音記号を意識して声に出そう
英単語を覚える時はなるべく声に出して読んでください。
なぜなら口に出すことで音でも覚えられるからです。
この時に発音記号を見て、正しい発音を心がけてみてください。
単語帳にはその単語の隣に発音記号が書かれていますよね。
発音記号と発音の仕方も記載されているので、それを参考にして正しい発音をマスターしましょう。
発音記号がよくわからない人は、CDやYouTubeなどを利用して正しい発音を聞いておくといいです。
正しい発音ができるとスピーキングができるだけでなく、リスニングにも効果を発揮します。
例えばアメリカでは「マクドナルド」を「ミクダーナゥ」みたいな感じで発音します。
それを知らずにいると、相手にも通じないし、こちらも理解できないということが起こります。
僕自身、大学受験の時は発音なんて完全無視してましたが、大人になってからはその重要性に気づき、正しい発音を練習するようになりました。
英単語の覚え方のコツ⑤基本的に書かない
覚える時は基本的には書かず、見る読む話す聞くで覚えていきましょう。
書いて覚えるのは非効率です。
10回書くくらいなら100回声に出して読んだ方がよっぽど覚えられます。
何度も単語に触れることで書かなくても綴りはなんとなく分かるようになります。
だから、単語を覚えよう!という時には書く必要はありません。
英単語の覚え方のコツ⑥五感と体を使って4技能を鍛える
単語を覚える時は、ぜひ五感を使ってみましょう。
音声付きCDをYouTubeの動画を使って正しい英語を聞いたり、自分で実際に発音してみたりすると覚えやすくなります。
もう1つおすすめなのが、体を使うというもの。
その英単語からできるイメージを体を使って表現してみるといいです。
動詞ならその動詞が表す動きを実際にやると、印象に残って忘れにくくなります。
こういうちょっとした工夫を取り入れるのがおすすめです。
英単語の覚え方のコツ⑦一瞬で変換できるように
「即座に」「…を無視する」「tax」「indicate」…これらを見た時に、英語⇆日本語への変換を極限まで早くしていきましょう。
見た時に反射で変換できるようになると、スピーキングの時にいちいち詰まることも無くなるし、そのうちわざわざ変換しなくても直感的に理解できるようになります。
英文を読むときに訳さずに英語のまま読めるということです。
これを目指すためには、覚える時から自分にプレッシャーをかけなければなりません。
単語を見た瞬間(0.5秒以内)に思い出す訓練をしましょう。
瞬間に分からなければ、すぐに確認しする。
いつまでものんびりやっていると話すのも読むのもできません。
最初は見た瞬間というのは厳しいですが、3回目あたりから徐々にペースを上げてやってみてください。
英単語の覚え方のコツ⑧例文とセットで覚える
単語帳によっては、フレーズや例文と一緒に覚えられるものもあるので、単語単品ではなく、これらとセットで覚えるといいです。
理由としては、単語の使い方まで分かるから。そして、英語を文で話す練習ができるからです。
単語を完璧にしても実際には上手く使えないことってありますよね。
これは単語をまだ文章の中で使ったことがないからです。
より実践に近い形で使ってみないと、日常会話で使用するのは厳しいです。
分かりやすい例えが野球のバッティング。
単語帳を見て単語を暗記するのは、素振り。例文はバッティングセンター、日常会話が試合に当たります。
いくら素振りをしても、実際にボールを打てるか試さないと自分が打てるのか分かりませんよね。
これと同じで、例文やフレーズはかなり実践に近いため、「この形で使うのか!」「ここの名詞を変えだけでいいじゃん!」ということを学べます。
僕はDUO3.0という例文がたくさん載っている教材で勉強しているので、ただ単語を暗記するだけにとどまらず、同時に話せるようにもなっています。
英単語の覚え方のコツ⑨類義語、同じ意味の表現、対義語もマスターする
単語の意味が分かるようになったら、そこから徐々に知識の幅を広げていきましょう。
それが類義語、同じ意味の表現、対義語をマスターするというものです。
単語帳には、その単語の意味の他にその単語と関係のある情報がたくさん載っています。
そこを少しずつ覚えていくという作業です。
これが出来るようになると、他の単語で代用が効いたり、忘れても対義語から思い出すことができるようになっていきます。
単語という各点だったものつないでいく作業になります。
人の脳もただの点よりもつながりのある方が覚えやすいので、徐々に覚えていきましょう。
英単語の覚え方のコツ⑩接頭辞、接尾辞を知っておくと便利
単語を覚えやすくする方法として、接頭辞、接尾辞があります。
接頭辞は「de-」「im-」 「ex-」など単語の頭につくもの。接尾辞は「-press」「-er」「-ist」など単語の最後につくものです。
これらを覚えておけば、なんとなく意味が分かるようになります。
今回は、「de-press」「im-press」「ex-press」で説明します。
それぞれの意味は「de=下に」「im(in)=中に」「ex=外に」、「press=押す」です。
それを知っておくと単語のイメージができます。
- de-press→下に押す→落胆させる
- im-press→中に押す→感銘を与える
- ex-press→外に押す→表現する
直接意味が分かるわけではないけど、なんとなく意味を想像することはできますよね。
接頭辞や接尾辞を覚えておくと、1単語1単語を覚える必要がなくなり、もし忘れたとしても思い出すフックになってくれます。
「表現するってなんだっけ?自分の思いを外に押し出すことだから…『express』だ!」みたいな感じです。
これをスルーしている人はすぐにチェックしてほしいですね。かなり便利。
英単語の覚え方のコツ⑪「これって英語で何て言う?」って考える
英単語を日常で使おうとしてみると、より覚えられるようになります。
単語帳で覚えた単語を日常で使ってみてください。
例えば、誰かと会話している時に「遠慮しないで」と言ったとしましょう。
その時に脳内で、「これはBe my guestだ」と唱えるといった感じです。
英語を自分の日常に溶け込ますことを心がけてみましょう。
英単語の覚え方のコツ⑫関連付け法を使う
僕は関連法を使って色々なものを覚えています。
これは覚えたいことと他のものを関連付けて覚える暗記テクニックです。
例文とセットで覚えるのも、イメージをして覚えるのも関連付け法の一種です。
英単語だったら、「あのシーンでこの単語を使われていた!」と映画やアニメと関連付けるのが相性いいです。
やはり、単語単体だと簡単に忘れてしまうのでなんでもかんでも関連付けて覚えましょう。
英単語の覚え方のコツ⑬本場の英語で仕上げる
「もうだいたい覚えられたな」というところまで来たら、ついにVS本場です。
英字新聞や洋書を読んだり、洋画を鑑賞したりしてみましょう。
これをすると、自分が実際にどれくらい英語を理解しているのかを知ることができます。
学び始めでもやってみるといいですね。
僕は単語が分かるけど、読むのが遅くてリスニング分からないという地獄にいました。
これを脱するにはやはりリアル英語に触れるのが1番です。
最初は理解できないかもしれませんが、根気強く特訓すればだんだん出来るようになっていくので、めげずに頑張りましょう。
覚え方まとめ
色々なコツを紹介したので、「で、結局何からやればいいの?」と考えている人もいるかと思います。
だから、分かりやすく図としてまとめました。
このような流れでやってみてください。
段階は大きく分けて3つあります。
まずは英単語⇆日本語にする1段階目、次に覚えた単語から広げる2段階目、最後に自分の実力試す3段階目です。
これをなるべく早く達成するための方法を紹介したということです。
今自分に必要なことは何かを考えて行動に移してください。
英単語帳を使うのが最速で覚えられる
英単語を覚える時はやはり、単語帳を使うのが最速です。
なぜなら、英単語だけに集中できるから。
長文を読みながらとか映画を見ながらだと、単語以外の情報もたくさんあって覚えづらくなります。
だから、単語に自信がない人は単語帳を使うのがいいです。
そこでおすすめの単語帳を1冊紹介します。
社会人におすすめの英単語帳
社会人におすすめの単語帳を紹介します。
それが『DUO3.0』です。僕が今愛用しているのもこのDUO3.0です。
掲載されている単語は合計で4783語。これはTOEIC780点くらいのレベルです。
DUOの最大の特徴は、短い例文とセットで単語を覚えられるということ。
他の単語帳も例文が載っているのですが、DUOの場合は他の単語帳よりも少ない例文数でたくさんの単語を覚えられるように工夫して作られています。
つまり、1本1本の例文に必要な単語をぎゅっと詰め込んであるということ。
一般的な単語帳だと2600本必要になるところをDUOでは、その5分の1の560本でいいのです。
だから、この例文560本を暗唱できるようになれば、4783語を無駄なくマスターできるということになります。
忙しい社会人の方は、極力無駄な部分をカットしたいですよね。
その願いを叶えてくれるのがDUOです。
自分の発音に自信がない、リスニングもしたいという人は、別売りでCDもあるのでそちらも合わせて購入することをおすすめします。
社会人におすすめのアプリは「mikan」
最近では、アプリでも便利なものが増えています。アプリを使ってみるのも1つの手ですね。
移動中でも周りの目を気にせずに勉強できるし、スマホ1台で完結するので1つは入れておくとよいでしょう。
その中でおすすめしたいのが、『mikan』という英単語学習アプリです。
mikanの凄さは教材の種類とテンポの良さ。
TOEIC、日常会話、英検、大学受験…など、自分の目的に合わせて、教材を選択して学習できるのです。
そして、出題→答える→次の問題…という風にとにかくテンポよく英単語を覚えられるので、忙しい人でもスキマ時間の3分とかでがっつり勉強できるように作られています。
課金することで教材の種類を増やしたり、問題のタイプを変更できますが、無料でも十分に楽しめるアプリなので使ってみてください。
単語帳開くのがめんどくさいという人でも、ゲーム感覚でできますよ。
忘れることは仕方ない
最後に。
「何回やっても忘れてしまう…」と悩んでいる人もいるかもしれません。
でも、安心してください。
みんな同じように覚えて→忘れて→また覚えて→また忘れて…を繰り返して、徐々に単語力をつけています。
忘れてしまうのは人間の脳の構造的に仕方のないことです。
人間の記憶には大きく分けて、短期記憶と長期記憶があるというのをご存知ですか?
短期記憶はすぐに忘れてしまう記憶、長期記憶は時間が経ってもずっと覚えていられる記憶のことです。
→【結論:長期記憶が神】記憶の種類とメカニズムから効果的な勉強法を紹介します。
単語を覚え始めの時は、短期記憶として保存されるので時間の経過に伴って徐々に消えていきます。
じゃあどうすれば消えなくなるのか。
答えは「何度も繰り返す=復習する」です。
何回も繰り返すことで、あなたの脳が「あ、これって覚えないといけないことなのね、了解。」と言った具合で、長期記憶として保存をしてくれるようになります。
だから、最初は覚えたのに忘れたという苦しい期間がありますが、それを乗り越えたら脳にしっかりと刻まれるので安心してください。
逆に中途半端にやってしまうと、忘れるばかりで辛くなるので、やると決めたらやり切るといいでしょう。
短期記憶と長期記憶の関係性や記憶のメカニズム、そこから導いた科学的に効率的な復習のタイミングをこちらの記事にまとめたので、参考にしてください。
→【知らなきゃ損】科学的に正しい効率的な復習のタイミングはいつか教えます。
まとめ
さて、今回は僕の経験も参考にしつつ、社会人の方向けで英単語の効率的な覚え方とそのコツを紹介しました。
一人ひとり状況や環境が違うので、実践できることから始めてみてください。
単語を知らないと、読むことも聞くことも書くことも話すことも出来ません。
「単語が全然分からん!!」という人はまずは単語から勉強するといいです。
では、また!