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【失敗談】2週間のホームステイでホストファミリーに嫌われた話|中学生の僕

今回は僕の中学生の時の体験談を話します。

それが、『2週間のホームステイでホストファミリーに嫌われた話』です。

 

今はコロナのため、留学や海外に行くのは厳しいかもしれませんが、「留学行くの怖い」「外国行ってみたいけど不安しかない」という人の背中を押せたらいいかなと思い、こちらの記事を書きました。

ぜひ最後まで読んでください。

 

僕がこの経験から学べたことはこの2つです。

 

  1. 英語が出来ないと恥をかく
  2. 英語が出来ると恥をかく

 

「え?どういうこと?」と思う人もいますよね。

でも、僕は一度の海外でこの2つを経験することになったのです。

 

中学生の時にアメリカへ

僕は中学3年生の時に海外に行かせていただきました。

僕の市では中学生を海外に2週間ほど連れて行ってもらえるプロジェクトがあり、それに参加しました。留学というより海外派遣という感じですね。

 

ただし誰でも参加できるわけではなく、学校の代表として選んで頂けました。

市内の中学校から代表が1人ずつ選ばれるので、アメリカに一緒に行くのは約30人ほど。

 

2,3歳の時にアメリカに旅行に行ったことはあったけど、記憶がほぼないのでこれが初の海外。

楽しみもありつつ、不安もありました。

 

いざアメリカへ

 

行き先はアメリカの西海岸。(オレゴン州、ロサンゼルスなど)

日程としては、最初の2,3日が観光で、その後がホストファミリーにお世話になるというもの。(ホームステイってやつですね)

 

僕は日本にいる時に、お世話になるホストファミリーとメールでやり取りをしていました。

そんなにたくさんではないけど、「好きな食べ物何?」「ピザ!」みたいな簡単なやり取りです。

 

どういう家族構成なのかも事前に分かっていたのでそこは安心。

日本で何度か研修をして、日本を出発しアメリカへ行きました。

 

アメリカに到着

アメリカに到着。

周りの景色の違いや食べ物や人のサイズの大きさに圧倒されました。

戦国時代のお侍さんが未来にタイムスリップした時みたいに周りをキョロキョロしてました。

しかも全員話すのは英語。←当たり前。

 

ちなみに僕がこのアメリカ派遣で一番役に立った言葉は「Excuse me.」です。

小柄な日本人が屈強なアメリカ人に気づいてもらうにはこの言葉が最強。

 

2,3日の観光では、ハリウッドやアウシュビッツ強制収容所などをめぐりました。

このあたりはまた解説します。

 

ホームステイが始まる

観光が終わり、ここからはホストファミリーと生活することになります。

今までは他の子と一緒だったから日本語も話せたけど、ここからは英語だけの勝負です。

 

最初にお世話になる学校にて、ウェルカムパーティーがありました。

ここで始めてホストファミリーと対面。

「Welcome Daiki!!」と書かれた紙を持って迎えてくれたので嬉しかったです。

 

失敗①

当時中学生でさらに英会話スクールに通っていなかった僕。

 

ほとんど英語はできません。

一応「海外で使えるフレーズ集」を購入し勉強をしてましたが、ほぼ役に立ちませんでした。

 

ウェルカムパーティーでホストファミリーが熱心に声をかけてくれるけど、何を言っているのか分からず、「ハハ!(苦笑い)」ばかりしてました。

 

ここからの生活大丈夫かなと思っていた矢先、早速失敗をしました。

 

ウェルカムパーティーが終わり、ホストファミリーの車に向かう時、パパが僕に声をかけてくれました。

「Daiki, ~~~~??」と。

僕は全く聞き取れませんでしたが、おそらく「だいき、これから家に向かうけどいいかな?」と言ったのだと思い、「Yes.」と満面の笑みで答えました。

 

そしたらパパが僕の持ってきていた重たい旅行バッグを荷台に載せてくれました。

重たかったのに親切なパパ。

 

「Tahk you!」と感謝を伝えて僕は車の後ろの席に座り、いざ出発。

 

しばらく車で走り、丘を登っていき、到着。

お、家についたと思った僕は車を降りて荷台を素早く開き、自分で旅行バッグを降ろしていました。

 

それを見て、ホストファミリーが何か声をかけてくれましたが、「いや!これは重たいし僕がやる!」と気遣いを制して降ろしました。

バッグを無事卸、荷台を閉めて、さて家はどこだろうと周りを見たところ、あたりは真っ暗。

 

「あれ?家がない」と思って旅行バッグを持って呆然とする僕。

 

するとパパが「だいき、こっちだぞ、これを見てくれ」というジェスチャー。

言われた方へ行き、見てみると…なんと綺麗な星空が!!

 

そうなんです、パパが連れてきてくれたのは家ではなく、星が綺麗に見える丘だったんです。

 

パパは僕に「だいき、今から綺麗な星空が見える丘に行くけどいいかな?」的なことを言ってたんですね…

 

星を見るだけなのにそれを勘違いして、わざわざ荷台から重たい旅行バッグを降ろして…

ホストファミリーが荷台からバッグを降ろそうとしている僕に近づいてきたのは、「え?なんでこれ持っていくんだろう…?必要??」って思ったからだったのでしょう。

 

正直めちゃくちゃ恥ずかしかったです。

 

この経験から「英語は出来ないと恥をかく」ということを知りました。

 

2週間での驚きの変化

 

2週間と言う短い海外でしたが、僕に驚きの変化がありました。

それは英語が徐々に聞き取れるようになったことです。

 

アメリカに来たばかりの時、簡単な単語でどれだけ遅く話してもらっても、英語が全く聞き取れませんでした。

だからグーグルの翻訳に頼ったりしてました。

 

しかし、朝から晩まで英語に触れる生活を続けると、ゆっくりであれば何を言っているのか聞き取れるようになったのです。

さすがにホストファミリー同士の速い会話にはついていけませんが、聞き取れるようになったという変化が僕は嬉しく、コミュニケーションが取れるようになったのは自分への自信になりました。

 

しかし、この成長がまた僕が恥をかくきっかけになるのです…

 

失敗談②

数えれば多くの失敗をした僕ですが、最終日も失敗をかましました。

最終日なぜかナイキショップに行きたいと言い、連れて行ってもらったときのことです。(日本でも行けるのに)

 

散々失敗してきて恥をかいていたので、この最後の買い物だけは気持ちよく終わりたい!と思い店内を歩き回りました。

 

そして、悩みに悩んでかっこいいと思った1着のTシャツを買うことにしました。

胸にナイキのマークがあって、その中に星が描かれたTシャツです。

デザインもオシャレで、購入も問題なくできて、どんなものを買ったのかパパとママに見せに行きました。

 

すると、パパもママも「お!いい感じだね!」と僕に分かりやすくゆっくりとした口調で褒めてくれました。

僕も褒めてもらえて満足。

 

Tシャツの紹介も終わり、袋の中にしまおうとしている時に、パパとママが会話し始めました。

スピード的にも僕に向けてではななかったから、聞こえないし聞かなくていいやーっと思っていたのですが、その時たまたま1単語だけ聞き取ることができました。

 

それが、「China」。

中国という意味です。

 

僕はよく分かりませんでした。どうしてこのタイミングで「China」と言ったのか。

ただの聞き間違えかなーって思っていたのですが、ふと袋にしまいかけているTシャツを広げてみました。

Tシャツを見て僕はびっくり。

 

ナイキのマークの中に星が描かれていると言いましたが、マークの色は赤で、星の色は黄色です。

赤に黄色の星…「これ中国の国旗やん!!」

僕はアメリカに来て、中国の国旗がデザインされたTシャツを購入してたんです…

 

「もーーー、何やってんだよおれ…」とまた恥ずかしい思いをしました。

パパママは僕に聞こえないように話してくれたのに、僕の2週間の成長によって「China」のみを聞き取れてしまったがために起きてしまった出来事。

 

この時に「英語が出来ると恥をかく」という経験をしました。

 

ホストファミリーに感謝

こうして僕の海外派遣は終わりました。

中学の時に本当に良い経験が出来ました。

色々失敗はしましたが、楽しかったし、多くのものを得られた2週間です。

 

タイトルに「嫌われる」と書いたけどそんなことはありません!

ホストファミリーはみなめちゃくちゃ優しくて、僕のグダグダにも付き合ってくれました。

今もやりとりしているほどですよ。

 

英語がほとんど話せない中学生と2週間も一緒に過ごしてくれたホストファミリーには感謝してもしきれません。

 

英語を話せた方がいいに決まっている

 

僕は英語が話せなかったことで恥もかきましたし、ちょっと出来たばっかりに恥もかきました。

結論ですが、留学に行くなら英語は出来たほうがいいに決まってます。

 

僕はアメリカから帰ってきてから、「もっと英語が話せたら、楽しかっただろうなー」と少し後悔しました。

 

これから留学に行きたいと考えている人は、留学前にある程度話せる力をつけておくことを強くおすすめします。

話せるようになれば、友だちも作りやすいし、困った時に尋ねることもできますし、お店に行った時も円滑にコミュニケーションを取ることができます。

会話が出来る分、吸収できることも増え、ポジティブに生活を過ごせますよ。

これは話せないまま海外に行った僕だからこそ言えることです。

 

失敗もいい体験談になります。

僕は海外で失敗しまくりでしたがそれも今思えば笑えることばかりです。

だから、失敗を恐れずにがんがんチャレンジしてくださいね。

外国の人は優しいです。

 

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