本記事では、このように考えている大学受験生に向けて、合格を近づける受験生の冬休みの過ごし方をまとめました。
冬休みが終わり、1月になればすぐに共通テストがやってきます。そして、その後には二次試験もあります。
受験生にとって、冬休みは貴重な長期休暇です。
冬休みをどうやって過ごすかで受験にも影響が出てきます。
実際、受験は数か月~1年の積み上げが1番なので、「冬休みでどうにかなるのかよ」って思う人もいるかもしれません。
たしかにそうですが、僕自身、冬休みに本気で頑張ったおかげで受験が上手く行きました。
だから、たかが2週間程度と思わずに、必死に勉強してほしいです。
この記事で分かること
- 大学受験生の冬休みの過ごし方
- 冬休みにすべき具体的な勉強法
- 冬休みにやってはいけない勉強法
大学受験生の冬休みの過ごし方
それでは、大学受験を控えた受験生の冬休みの過ごし方を紹介します。
受験生の冬休みの過ごし方
- これからの予定を再チェック
- 2日間は思いっきり休んでOK
- 生活のリズムは乱さない
- 勉強できる環境を整える
- 1日に10時間は勉強したいところ
順番に解説していきますね。
大学受験生の冬休みの過ごし方:①これからの予定を再チェック
まず、冬休みになったら改めて今後の予定を再チェックしてください。
時間を取る必要はありません。
- いつ共通テストがあるのか
- 1日目の科目は?
- 2日目の科目は?
- 二次試験はいつ?
- 必要な科目は?
- あと何日?
などを改めてチェックしてください。
再度チェックをすることで、今の自分がすべきことが明確にすることができます。
また、「もうこれだけしか時間がないのか!」と気持ちを引き締める効果もあります。
何も把握していなければ無駄な勉強をしてしまったり、年末年始ということでダラダラしてしまったりすることもあるので、予定の再チェックはおすすめです。
大学受験生の冬休みの過ごし方:②2日間は思いっきり休んでOK
冬休みは、年末年始と被っているので、家も騒がしくなります。
それに終わりと始まりの良いタイミングなので、大晦日と元日はしっかり休んでいいです。
好きなテレビを見て、好きなことをして過ごしましょう。
僕自身は、勉強に身が入らないと分かっていたので勉強はしませんでした。
絶対ではありませんが、休むことも大事です。
1番いけないのが中途半端に勉強することです。
そんな状態で勉強しても知識は入らないし、新年の気持ちのいいスタートが切れません。
休むならがっつり休みましょう。
大学受験生の冬休みの過ごし方:③生活のリズムは乱さない
冬休みの過ごし方で大事なことは、生活のリズムを乱さないことです。
年末年始は興味のあるテレビなどが盛り上がるので、ついつい生活のリズムを崩してしまいます。
生活のリズムが乱れると心身に悪影響があり、勉強に集中できなくなるので、崩さないように意識して過ごしましょう。
具体的には以下の項目を守りましょう。
- 朝型をキープする
- 8時間の睡眠を確保
- 1日3食を
冬が寒いので、風邪なども引きやすいです。
体調管理にもより一層気をつけて過ごしてください。
大学受験生の冬休みの過ごし方:④勉強できる環境を整える
冬休みは自宅で勉強する時間が長くなるでしょう。
だから、勉強できる環境を整えることが大事です。
勉強する場所には、スマホや漫画など誘惑になるものは持ち込まず、勉強に必要なものだけが視界に入るように整理してください。
手に届く範囲、視界に入る範囲にそういったものがあると、勉強中に気が散ります。
質の高い勉強をするために、自分の勉強環境を整えていきましょう。
また、冬は寒いので、部屋の温度管理、足元の対策、飲み物などにも配慮するといいです。
受験本番も寒いので、その練習だと思ってやるといいですよ。
大学受験生の冬休みの過ごし方:⑤1日に10時間は勉強したいところ
僕は勉強時間にそこまでこだわっていません。
なぜなら、長時間勉強しても質と量が伴っていなければ意味がないからです。
ですが、冬休みはあえて長めの時間、勉強してほしいです。
これは本番を備えてです。
受験本番は、緊張もある上に、長時間頭を働かせ続けなければなりません。
そのため、ある程度長い時間集中しても疲れない脳の体力を付けておかないと、本番で脳がエネルギー切れになってしまう可能性もあります。
短距離が得意だからと言って、長距離も得意とは限りませんよね。
それと同じで集中力が短時間しか持たないのは本番で力を出し切れない危険があります。
冬休みはあえて時間にもこだわって勉強してみてください。目指すは10時間です。
冬休みにやるべき具体的な勉強法
続いて、具体的にどういった勉強をすればいいのか、冬休みの勉強法を解説していきます。
受験生の冬休みの具体的な勉強法
- 暗記系を高速で総復習
- 過去問や模試を繰り返し解き直す
- 苦手科目や単元をつぶす
順番に解説していきますね。
冬休みにやるべき具体的な勉強:①暗記系を高速で総復習
僕が1番にやって欲しいのが、暗記系の総復習です。
英単語、古文単語、句形、用語、公式など、一次試験は特に”暗記”が必須になってきます。
冬休みを使って暗記系を総復習してください。
ポイントは、高速でやることです。いちいちノートに丁寧にまとめる時間はないです。
使い込んだ教材を使って、何周も何周もしてください。
全範囲5周出来るとかなり記憶も定着します。
「5周も無理!」と思った人もいるかもしれませんが、分かるところはほぼ飛ばすくらいのスピード感でやっていけばいいです。
穴を見つけてそこを埋めていく作業をしましょう。
冬休みにやるべき具体的な勉強:②過去問や模試を繰り返し解き直す
次にやってほしいのが過去問や模試です。
本番に直結する力を付けられるのが過去問や模試です。
ただし、とりあえずやるだけではもったいないので、以下のポイントを意識して取り組んでみてください。
共通テスト対策を最優先
まずは共通テスト(センター試験)の過去問や模試を最優先でやりましょう。
私立志望で一次試験を必要としない場合は、二次試験に向けた勉強でOKですが、そうでない人は数週間後に迫った共通テストの対策をしてください。
出来なかった部分をピックアップして、ちゃんと解き直しまでするといいです。
きちんと時間を測る
過去もや模試をやる場合は時間を測ってやってください。
受験本番は時間との戦いです。1問1問長考する時間は与えられていません。
だから、タイムリミットがあるという緊張感を味わいながら、時間内に解ききれるように訓練しておきましょう。
時間が決まっているとそれだけでメリハリのある勉強になります。
冬休みにやるべき具体的な勉強:③苦手科目や単元を潰す
3つ目にやってほしい勉強が、苦手科目や単元を潰すことです。
受験本番は、どんな問題が出るか分かりません。
そのため、苦手な単元があると、そこが出題された場合に撃沈します。
運に任せず、あなたの苦手は無くした状態で本番を迎えられるようにしましょう。
暗記系の総復習や、過去問や模試をやってみて、自分がきちんと理解できていないところが明らかになったらそれを潰しましょう。
冬休みに受験生がやってはいけない勉強法
最後にやってはいけない間違った勉強法を紹介します。
せっかくの長期休暇を無駄にしてしまう可能性があるので、これから紹介する勉強法は絶対にしないようにしてください。
受験生が冬休みにやってはいけない勉強
- 行き当たりばったりの勉強
- 新しい教材に手を出す
- まとめることに時間を使いすぎる
1つずつ解説します。
受験生が冬休みにやってはいけない勉強:①行き当たりばったりの勉強
1つ目が行き当たりばったりの勉強です。
何をすべきか、何をするのかを決めずにとりあえず机に座って勉強するのはやめましょう。
もう受験本番は近づいているのにそういった勉強をするのは危険です。
だから、今のあなたに本当に必要なことをすぐにやるようにしてください。
暗記科目の再確認、苦手単元を潰すなど、目標目的を明確にした上での有意義な勉強になるよう心がけましょう。
本番が近づくと浮足立って目の前の勉強に集中しづらくなりますが、そんな時にどれだけ落ち着いて勉強できるかが重要です。
受験生が冬休みにやってはいけない勉強:②新しい教材に手を出す
冬休みに新しい教材に手を出すのもやめましょう。
冬休みから始めても完璧にやり切るのは難しいからです。
使い慣れた参考書、使い慣れた問題集、過去問、模試をやれば十分です。
焦りや緊張から「他の教材もやった方がいいかな」と考える人がいますが、それは間違いです。
③まとめることに時間を使いすぎる
冬休みはとにかく問題を解くことに時間を割いてほしいです。
だから、改めて丁寧にまとめることはしないようにしましょう。
分からなかったことをちゃちゃっとメモするくらいならいいですが、まとめは時間がかかる勉強です。
受験本番も迫っていて、1日も無駄にできない時期に、まとめ直すのは自殺行為といえます。
とにかく問題を解いてチェック、問題を解いてチェックを繰り返して、本番に備えた準備をしていきましょう。
まとめ:冬休みは一次試験に備えよう
さて、今回は大学受験生の冬休みの過ごし方を紹介しました。
1番にやってほしいことは、一次試験の準備です。
一次試験は問題数が多く、速く正確にが求められます。これはぶっつけ本番ではだめで、事前にトレーニングしておかなければなりません。
冬休みのうちにたくさん訓練をしておきましょう。