本記事ではこのように考えている人に向けて「大学受験でE判定から第一志望に逆転合格するための勉強法」をまとめました。
勉強はがむしゃらに頑張っていればいいわけではないです。
受験勉強の場合は、科目や点数が決まっているので、頭を使わないと全国のライバルに簡単に置いていかれてしまいます。
最悪の場合、頑張っても成績が伸びないままで、本番を迎えないといけなくなることもあるでしょう。
あなたにはそうなってほしくありません。
正直、毎日毎日勉強でつらいですよね。
「本当に合格できるのかな…」「判定が全然変わらない…」と不安な日々を過ごしているでしょう。
僕も受験生の時は、勉強してもE判定からずっと変わらず、不安やプレッシャーを感じていたのを今でも覚えています。
3年生になっても成績は停滞していたので、周りからも心配されていました。
しかし、そこから第一志望の名古屋大学経済学部に現役合格するまで、実力を付けることができました。
いわゆる逆転合格です。
僕自身の逆転合格の受験ストーリーを元に、本記事を作成したので、ぜひ参考にしてください。
本記事を読んでいただければ、逆転合格をするために必要なコツを掴めて、今日からの勉強が変わるはずです。
本当に逆転合格を狙う人は最後まで読んでほしいです。
本記事で分かること
- 逆転合格できない人の特徴
- 【実体験】逆転合格するためのコツ
- 逆転合格を可能性を上げる方法
【前提】逆転合格はめったに起きない
まず、あなたに覚えておいてほしいことがあります。
それは「逆転合格はめったに起きない」ということです。
僕の中の逆転合格というのは、
- 3年生の夏休みを過ぎてもE判定
- そこから徐々に成績が上がる
- ギリギリのラインで合格
こういったものを指します。
志望校に合格できる人の大半は、順調に成績を伸ばして、3年生の夏休みにはC判定以上。
そこから仕上げに入っていきます。
逆転合格すると言うのは、今説明したような順調に伸びてきた生徒に割って入る必要があるので、難易度は非常に高いです。
その生徒達よりも1分1秒を何倍も濃い時間にしなければならないということです。
また、塾などでも「逆転合格!」を売りにしているところを見ますね。
それは事実だと思いますが、その陰には不合格に泣いた生徒がたくさんいることを忘れないでください。
日々の積み重ねがあって初めて合格の可能性が生まれる
逆転合格と聞くと短期間本気で勉強したら合格できたというのをイメージする人もいるかもしれません。
でも、それは間違いです。
逆転合格するにも日頃からの勉強は欠かせません。
逆転合格できる人は勉強法などが少し間違っていたため、花開かなかっただけのことが多いです。
だから、あるきっかけで爆発的に成績が伸びます。
「逆転合格=ずっとサボってて1ヶ月の本気の勉強で合格!」というものではないので注意してくださいね。
逆転合格はそれだけ難しいものなんです。
逆転合格できない人の特徴
では次に、逆転合格できない人の特徴を紹介します。
それがこちら。
逆転合格できない人の特徴
- 目標が不明確
- 目標に対する熱量がない
- 危機感がない
- やるべきことを理解していない
当てはまる人は注意してください。
順番に解説していきます。
逆転合格できない人の特徴|①目標が不明確
逆転合格できない人の特徴1つ目が、目標が不明確なことです。
目標が不明確だと、あと何点足りないのか、どの教科を勉強すればいいのか、一次と二次の比率など分からないことだらけになってしまいます。
だから、無駄な勉強をしてしまったり、逆にやるべきことをやっていなかったりと非効率な勉強になります。
これは目的地に向かって一直線に向かうべきなのに、蛇行しながら進んでいるようなものです。
「旧帝大に行きたい!」「偏差値60の大学に行きたい!」などの曖昧な目標はやめましょう。
逆転合格できない人の特徴|②目標に対する熱量がない
逆転合格できない人の特徴2つ目が、目標に対する熱量がないことです。
僕は根性論が好きではないですが、それでも根性は大事です。
抱えた目標を本当に達成したいのであれば、達成するまで諦めない熱い気持ちを持ってください。
それがあるだけで、勉強量や粘り強さが大きく変わります。
例えばマラソン。
あれだけ長い距離を走るとなると、途中で息が切れてきますよね。
その時に「スピード落として楽しようかな」と思うか「まだまだ諦めない!」と思えるか。
タイムに大きな差が開くでしょう。
これは受験でも当然当てはまります。
本当に目標を達成したいのか、自分に問いかけてみましょう。
逆転合格できない人の特徴|③危機感がない
逆転合格できない人の特徴3つ目が、危機感がないことです。
気が付けば受験本番はすぐに来ます。
それに、合格するためににやらないといけない勉強は、今日からやっても本番に間に合わない可能性があるくら多いです。
このことを理解せずに危機感なく過ごせば、本番があっという間にやってきて、結果を残せず後悔することになります。
危機感は常に感じておくべきです。
逆転合格できない人の特徴|④やるべきことを理解していない
逆転合格できない人の特徴4つ目が、やるべきことを理解していないことです。
勉強はとりあえずやっていればいいわけではないです。
志望校によってやるべきことがあります。
それを自分で理解しておかないと、非効率な勉強になります。
例えば、難関校は一次試験よりも二次試験の方が比率が高いことが多いですよね。
つまり、応用問題もできるようになっておかないといけないわけです。
それなのにいつまでも基礎問題ばかりやっていたらどうなるでしょうか。
当然、二次で悲惨な結果を残すことになります。
ここまで極端なことはないかもしれません。
しかし、合格するために今何をすべきなのかを見失って、「とりあえずこれやろう…」という人が多いです。
これでは逆転合格は厳しいものになります。
戦略的に勉強を進めることが逆転合格のカギになります。
逆転合格するためのコツ
では次に逆転合格するためのコツを僕の経験をもとに紹介します。
いくつもあるので、出来ることから1つずつやっていってください。
正直、これが出来ても合格が確定するというものではないです。
でも今よりも可能性は確実に上がります。
それほど逆転合格は難しいということを理解した上で読み進めてください。
コツは12個あります。
逆転合格するためのコツ
- 目標を明確に
- 自分の現状を常に把握する
- 合格から逆算して計画を立てる
- 基礎を徹底的に固める
- 勉強のことを1番に考える
- やる気に左右されない
- 毎日継続する
- 自分の集中できる環境を整える
- 生活のリズムを保ち、健康的に過ごす
- 今日から勉強する
- アウトプットを多くすること
- 他人と比較しない
順番に解説します。
逆転合格するためのコツ|①目標を明確に
逆転合格をするためのコツ1つ目が 目標を明確にすることです。
人は目標が明確でなければ本来の力を発揮することができません。
例えば、ワンピースのルフィは海賊王を目指して旅をしてますよね。
彼はその目標を決めた時から一度もブレたことがないはずです。
海賊王になるために必要な行動をしています。
もし、「やっぱ山賊王になろうかな」とブレてしまったら、何も叶えられません。
これと同じで、ブレない明確な目標を立ててください。
ポイントはなるべく具体的にすることです。
志望校と志望学部を決めればOKではありません。
一次と二次の目標点数、あと何点必要なのかという点数の面も重要ですが、合格した後の自分の姿も明確にイメージしてください。
ここまでできると、自分に必要な勉強も分かり、やる気も上がるので必ずやってください。
逆転合格するためのコツ|②自分の現状を常に把握する
逆転合格をするためのコツ2つ目が、自分の現状を常に把握することです。
あなたは自分の現状が分かっていますか?
何がどこまでできて、何点取れて、何が出来なくて、あと合格に何点必要なのか。
現状が分からないままがむしゃらに勉強するのは、極めて非効率です。
これでは暗闇の中をどこへ向かえばいいのかも分からず、さまよっているのと同じです。
逆転合格するには、1分1秒を無駄にできません。
今A判定、B判定、C判定にいる人たちを倒さないといけないですから。
だから、あなた自身のことをよく知ってください。
普段使っている、参考書、教科書を見てどこまで勉強が進んでいるのか、問題集を使ってどこまで解けるのか調べてください.
逆転合格するためのコツ|③合格から逆算して計画を立てる
逆転合格をするためのコツ3つ目が、合格から逆算して計画を立てることです。
先ほど目標を明確にすることと、現状を把握することの重要性をお伝えしました。
次は、この2つを使って計画を立てていきましょう。
合格にはあと何点必要か、どの教科を重点的に鍛えるべきかを洗い出し、それをいつまでにやるかまで決めていきましょう。
やることが分かっても、それをいつまでにやるか決めておかないと、ダラダラしてしまいます。
今から受験本番までの全体目標は必ず作成し、後は好みに合わせて1ヶ月、1週間、1日の計画を立ててください。
計画を立てる時のポイントは、その計画を見たら何をすべきかがすぐに分かるようになっていることです。
ダメな例
- 英語をがんばる
- 数学やる
良い例
- 英語の文法スクランブル:10~20P
- 数学プラチカ:第10~15問
良い例を見れば何をすればいいかがよく分かるはずです。
適当な計画は相応の結果しか残せません。
1日も無駄にしないために、最短で成績を伸ばせる具体的な計画を立てましょう。
計画の立て方についてはは下の記事にまとめたので参考にしてください。
逆転合格するためのコツ|④基礎を徹底的に固める
逆転合格をするためのコツ4つ目が、基礎を徹底的に固めることです。
僕の考えでは、基礎をガチガチに固めれば、ほとんどの問題は解けます。
確かに最近の共通テストや難関大学の問題では、発想も必要にはなります。
ですが、結局分解してみればいくつもの基礎を混ぜて作られていることが分かります。
だから受験は難しい問題が解けたらいいわけではなく、決して崩れない基礎がある方が強いです。
数学なら計算や公式の意味、英語や国語なら単語や文法。
こういった基礎がおろそかになっていると足元をすくわれます。
だから、徹底的な基礎固めをしてください。
基礎ができているかの判断軸は、「人に説明できるか」です。
まずは教科書や参考書に書いてあることを全て理解できているのか、人に説明できるレベルか試してみてください。
逆転合格するためのコツ|⑤勉強のことを1番に考える
逆転合格をするためのコツ5つ目が、勉強のことを1番に考えることです。
本気で逆転合格を狙うなら勉強のこと、成績を上げるためにはどうしたらいいのかを1番に考えてください。
勉強以外にも色々な誘惑があるかもしれません。
遊びに行きたい、スマホを触りたい、漫画を読みたいなど。
でも、その誘惑に負け続けては逆転合格から遠のく一方です。
もちろん、我慢しすぎるのはよくありません。
ストレス発散も兼ねて遊んだりスマホをいじったりするのは大事です。
だけど、やらないといけないことがあるのに、それをサボって、他のことを優先してしまうのはだめです。
常に勉強のことを1番に考えて行動しましょう。
逆転合格するためのコツ|⑥やる気に左右されない
逆転合格をするためのコツ6つ目が、やる気に左右されないことです。
受験は長い戦いなので、やる気がある時やない時があるでしょう。
例えば、模試やテストでいい結果が残せたらやる気は出るけど、悪かったらやる気が出ない。こんな感じです。
僕自身、E判定ばかりだし時間もないしでやる気が下がる時はありました。
でも、勉強しなければ成績が上がることはないと気づき、やる気がなくても勉強はするようになりました。
やる気がない時があるのは仕方ないです。
でも、やる気がなかったとしてもこれだけはやるという最低ラインは作っておきましょう。
それをしないと楽な方へ逃げていく癖がついています。
何度もお伝えしているように、逆転合格は普通の努力ではできないことをしようとしているんです。
だから、つらくても頑張れる自分を作ってください。
逆転合格するためのコツ|⑦毎日継続する
逆転合格をするためのコツ7つ目が、毎日継続することです。
成績は急に伸びるものではありません。日々の積み重ねがあって伸びるものです。
1日や1週間では変化を感じられないほどです。
だから、とにかく毎日継続することが重要なのが受験勉強。
先ほども言ったように、やる気がない時もあるでしょう。
だけど、それで勉強することをやめてしまっては、逆転合格は夢のまた夢。
つらいのも分かります。大変なのもよく分かります。
でも継続しないことには達成できません。
やると決めたなら最後までやり切りましょう。
逆転合格するためのコツ|⑧自分の集中できる環境を整える
逆転合格をするためのコツ8つ目が、自分の集中できる環境を整えることです。
あなたは普段、どんな環境で勉強していますか?
本当にその環境はあなたに合っていますか?
実は勉強する環境も成績を伸ばすには欠かせない重要なポイントです。
- 一人がいいのか、周りに人がいた方がいいのか
- 音はあったほうがいいのかどうか
- どんなアイテムを使うべきか
あなたに合った環境を整えることで、集中力が上がり、質も上がります。
おすすめの音楽と場所、アイテムについてはこちらの記事にまとめたので、参考にしてください。
逆転合格するためのコツ|⑨生活のリズムを保ち健康的に過ごす
逆転合格をするためのコツ9つ目が、生活のリズムを保ち健康的に過ごすことです。
受験勉強は勉強を頑張ればいいわけではないです。
スポーツと同じで、心技体すべてが重要になります。
勉強することが技、モチベーションやメンタルが心、健康で過ごすことが体です。
心や体が崩れないように、規則正しい生活を心がけてください。
- 早寝早起きをする(7時間睡眠)
- 朝昼晩食事を取る
- 適度な運動をする
- スマホを触りすぎない
これらを守ってください。
僕の友人には試験当日に体調不良で力を発揮できずに、浪人することになった子もいます。
でも、これはどうしようもないです。「残念でした」で片づけられてしまいます。
せっかく努力してきたのに、体調が悪くて力を発揮できないのは損です。
だから、勉強も大事ですが、自分の管理も同じくらい大事にしてください。
逆転合格するためのコツ|⑩今日から勉強する
逆転合格をするためのコツ10個目が、今日から勉強することです。
ここまでの話を聞いて「よし、明日から頑張ろう」と思った人もいるでしょう。
でも、それでは遅いです。今日から頑張ってください。
逆転合格するには1日1日が勝負です。1日も無駄に出来ません。
それに、明日から頑張るというのはいいことかもしれませんが、面倒なことを未来に先送りしているだけなんです。
この考えだと、もし明日が来ても、「よし、明日から頑張ろう」と同じことを考えます。
だからとにかく、今日勉強をしてください。
めんどくさい、やりたくない、しんどい。色んな気持ちがあると思いますが、これはこの先もずっと感じ続けるものです。
だから、どのみち乗り越えられるようになっておかないといけません。
今日から始めましょう。
逆転合格するためのコツ|⑪アウトプットを多くすること
逆転合格をするためのコツ11個目が、アウトプットを多くすることです。
あなたは普段、どんな勉強法をしていますか?
勉強法も様々ありますが、最も単純で効果的な方法が「アウトプットを多くすること」です。
アウトプットとは、あなたの頭の中から知識を引っ張り出す勉強法です。
暗唱や問題を解く、赤シートで隠すなどが当てはまります。
アウトプットは非常に大事ですが、不足している人が多くいます。
例えば、教科書や参考書を読んでいるだけ。ノートにまとめているだけなどです。
これらの勉強法はインプットに当たります。
インプットがあってこそのアウトプットなので、インプットは欠かせません。
でも、学んだ知識を使えるようにするにはアウトプットが必要です。
だから、インプット:アウトプットを3:7くらいの比率で勉強してください。
必ず学んだ知識は使てみましょう。
逆転合格するためのコツ|⑫他人と比較しない
逆転合格をするためのコツ12個目が、他人と比較しないことです。
まず同じ志望校じゃない他人と比較してもいいことはないです。
「自分より成績良くて羨ましい」「自分より成績悪いから安心」
こうやって比較したところで、あなたの成績は伸びないです。
ここまで紹介したことを淡々とこなすことでしか、逆転合格は狙えません。
受験の性質上、他人と比較されることから逃れることはできませんが、必要以上に意識するものではないです。
やることをやり切る!これだけを考えて勉強してください。
本気で逆転合格を狙うなら塾や予備校を使うのがおすすめ
さて、ここまで逆転合格するコツを12個紹介しました。
ここまで読んで今こんなことを考えていませんか?
この気持ちよく分かります。
僕もやっていて「自分大丈夫なのかな…」って考えることがよくありました。
勉強しても成績が上がらない、不安やストレスが募る、受験が近づいてきて焦る…
苦しい毎日でした。
だから、本気で逆転合格をしたい人は塾や予備校に通うのがおすすめ。
なぜなら、塾や予備校に通えば今紹介した12個のコツ全てをサポートしてくれるからです。
分からないことがあったら解決できるだけでなく、計画や管理、精神面のサポートもしてくれる頼もしい味方が手に入るということなので、心強さが段違いです。
実際、僕の名古屋大学の友達でも多くの人が塾や予備校に通ってました。
ただ、人によっておすすめの塾や予備校は違ってきます。
こちらに僕のおすすめの塾や予備校をまとめました。ぜひ参考にしてください。
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受験は常に時間との勝負ですからね。
まとめ:逆転合格は厳しいけどやる価値はある
さて、今回は逆転合格をするためのコツについて解説しました。
何度もお伝えしているように、逆転合格はものすごく難しい挑戦です。
頑張れば報われるということではありません。
他の受験生以上に頑張らないといけないし、つらく苦しい思いをしないといけないかもしれません。
だけど、挑戦する価値は大いにあります。
逆転合格を目指して勉強した分は決して無駄にならないからです。
それだけ努力した経験や付けた力は、たとえ合格できなくても無くなりません。
本気の人はぜひ最後の最後まで諦めず頑張ってください!