本記事ではこのように考えている人に向けて、「受験勉強で成績が伸びる人と伸びない人の特徴」についてまとめました。
周りには受験生になると、急に成績が伸びる人っていますよね。
そういう人を見ると、「え!?なんで!?」と思ってしまいますよね。
一方でどれだけ勉強しても成績が一向に伸びずに、焦ったりストレスを感じたりすることもあるでしょう。
実は、成績が伸びる人と伸びない人には明確な違いがあります。
成績が思うように伸びていない人が違いを知らずにいると、この先どれだけ頑張っても成績は伸びません。
僕もかつては、勉強が嫌いで勉強しても成績が伸びずストレスが溜まってました。
しかし、そこから自分の勉強への向き合い方を直したことで、E判定から名古屋大学に現役合格することができました。
思うように成績が伸びていない人は、自分に当てはまる特徴がないのか、確認してみてください。
それではさっそくいきましょう。
この記事で分かること
- 成績が伸びる人の特徴
- 勉強しても成績が伸びない人の特徴
成績が伸びる人の特徴
まずは、成績が伸びる人の特徴からです。
それがこちらです。
成績が伸びる人の特徴
- 自分の現状を把握している
- 目標が明確
- 勉強法が確立されている
- 継続する力がある
- メリハリがある
- 感情の波が少ない
- 基礎が固まっている
- 分からないことを解決できる
- 生活リズムが一定
順番に解説していきますね。
成績が伸びる人の特徴①:自分の現状を把握している
成績が伸びる人は、自分の現状を把握しています。
何が得意か、何が苦手だけじゃなくて、もっと細かく点数や偏差値、単元ごとの得意不得意なども把握しています。
現状が把握できていないのに勉強しても、成績は伸びにくいです。
なぜならそれは暗闇の中を必死に走っているようなものだからです。
自分の点数や偏差値がいつでも言える状態になりましょう。
成績が伸びる人の特徴②:目標が明確
成績が伸びる人は、勉強してどんな未来を達成したいのか、目標が明確です。
大抵の人は「○○大学に合格したい!」など大雑把な目標を立ててしまいます。
しかし、それだけだと自分に何が足りないのか不明確だし、頑張る活力にはなりづらいです。
目標が明確とは、志望校を決めるだけじゃなくて、各教科何点取るのか、合格した後どんなことをしたいのかも決めることです。
なるべく具体的な目標を掲げましょう。
頭の中で鮮明にイメージできるレベルの目標ができたらばっちりです。
あとは現状と目標を照らし合わせれば、自分のすべきことが明確になります。
成績が伸びる人の特徴③:勉強法が確立されている
成績が伸びる人は、勉強法が確立されています。
それもただ確立されているだけではなく、成績が伸びるように洗練された勉強です。
勉強法は十人十色です。
しかし、その全ての勉強法が成績に直結するわけではありません。
成績が伸びる人の勉強法の特徴は、主に2つあります。
1つは回数を重ねていること。もう1つがアウトプットを多くしていることです。
どれだけ記憶力がある人でも、1回やるだけでは1週間後にほとんど忘れてしまいます。
また、本を読んだりノートにまとめるインプット学習だけをしていても、テストや試験でいい点を取れません。
まずは、回数とアウトプットを意識してみてください。
成績が伸びる人の特徴④:継続する力がある
成績が伸びる人は継続力があります。
高校生のうちに覚える知識量は膨大です。
だから、1日2日頑張ったくらいで成績に変化はほぼないです。
1ヶ月、2ヶ月…半年必要な場合もあります。
それだけの期間継続出来て、ようやく成績が伸びるのです。
それを知っていて、きちんと継続できる人は当然成績も伸びていきます。
もちろん、ただ継続をするだけではなくて、効果のある勉強法で継続しないと意味ないので気を付けましょう。
成績が伸びる人の特徴⑤:メリハリがある
成績が伸びる人は、メリハリがあります。
やると決めたらとことんやって、休むと決めたらとことん休む。
メリハリがあることで、勉強の時にグッと集中でき、休む時に疲れを取ることができます。
「勉強しないと不安…」という人もいるかもしれませんが、ずっとダラダラ勉強し続ける方が危険です。
ずっと集中できるならOKですが、何時間も集中し続けるのはとても大変なことです。
メリハリがあることで成績は伸びるので、休むことは恐れずに、しっかりと休みを取りましょう。
成績が伸びる人の特徴⑥:感情の波が少ない
成績が伸びる人は、感情の波が少ないです。
模試の結果が悪い時、分からない問題にぶつかった時、眠たい時。
こういう時に「勉強したくない!」って思いますよね。
感情は誰にでもあるので仕方のないことですが、その上でも勉強を続けられるのが成績が伸びる人です。
「○○から勉強しない」という言い訳はたくさんできます。
でも、そうやって感情に流され続ければ絶対に成績は伸びません。
模試の結果が悪かったけど勉強する。分からない問題がたくさんあって落ち込んでるけど勉強する。と感情に流されない精神力を持ちましょう。
ただ、本当に辛い時、休みたい時はあるでしょう。その時は、しっかりと休む時間を作ってください。
そこからまたスタートを切ればOKです。
成績が伸びる人の特徴⑦:基礎が固まっている
成績が伸びる人は、基礎が固まっています。
どの教科においても基礎はあり、その基礎の上に応用があります。
建物でも同じですが、基礎が不安定は状態では上に何も積み上げることはできません。
どの大学の問題も基礎があってこそ解くことができます。
基礎が出来ている人は、あとはそれを使うだけなので急激な成長を期待できます。
基礎がおろそかになっていないか、改めて確認してみてください。
成績が伸びる人の特徴⑧:分からないことを解決できる
勉強をしていると、分からない問題にぶつかることってありますよね。
この時に、どうやって対処するのかで成績が伸びるのか伸びないのかは決まってきます。
例えば、解説を読み込んで自分で説明できるレベルまで何度も解き直すだとか、友人や先生に教えてもらうだとか。
分からないのはストレスだし、より頭を使わないといけないので、面倒だと思う人も多いでしょう。
だけど、分からない問題をそのままにしたとして、もし受験本番でその問題が出題されたらどうでしょうか?
「あー、出来るようにしておけばよかった…」と後悔する羽目になります。
分からない問題があったら、自分の弱点が見つかったと思って喜んで勉強しましょう。
成績が伸びる人の特徴⑨:生活リズムが一定
成績が伸びる人は、生活のリズムが一定です。
勉強と関係あるのかと思うかもしれませんが、超重要です。
生活リズムが一定であれば、自然と勉強モードに入れるからです。
学校がある時はまだいいかもしれませんが、休みの日は特に意識しましょう。
「明日は休みだからいっぱい寝れる!」と思って、夜更かししたり遅く起きたりすると一気に勉強のやる気がなくなります。
僕は夏休みの時に、生活のリズムが崩れて、勉強のやる気がなくなったことがあります。
起きる時間、寝る時間、食事の時間は一定にしましょう。
また、朝型の生活リズムにするようにしてください。なぜなら本番の入試は朝からあるからです。
夜型に慣れてしまうと、本番の時、朝から頭が働かない危険性があります。
これらに該当する場合、その調子で勉強を進めていけば、成績は自然と伸びていきます。
大変だけど、誰にでもできることです。
本気で受験に成功したいなら、自分を変えてみましょう。
成績が伸びない人の特徴
続いて、勉強しても成績が伸びない人の特徴を解説します。
これらの特徴に当てはまる人は、注意してください。1日でも早く改善しましょう。
そうしないと頑張った分が報われなくなります。
成績が伸びない人の特徴
- 目標はあるが本気ではない
- 結果に繋がりにくい勉強をしている
- 全てが中途半端に終わってしまう
- 裏技でなんとかしようとする
- 言い訳が上手い
- モチベーションに左右されやすい
- わからないことをそのままにする
- 継続できない
- 生活リズムが乱れていてスマホに依存している
順番に解説します。
成績が伸びない人の特徴①:目標はあるが本気ではない
成績が伸びない人は、目標がない、もしくは目標があったとしても本気ではないです。
誰かの顔色をうかがって決めた目標、特に理由もなく決めた目標では、あなたの頑張る原動力になりません。
目標が曖昧な人は、一度勉強をストップして目標を明確にすることから始めてください。
そうしないと、毎日ダラダラした勉強しかできないし、今何をすべきなのかが明確にならず、余計に勉強する気を失います。
成績が伸びない人の特徴②:結果に繋がりにくい勉強をしている
成績が伸びない人は、結果に繋がりにくい勉強をしています。
勉強法で大事なのは、回数とアウトプットです。
だから、この片方、もしくは両方が欠けている勉強法はNGです。
やりがちな勉強法が、ノートにまと直す勉強法。
これは時間がかかって回数ができない上に、インプット型の勉強で、しかも異常に腕が疲れます。
頑張ったのに結果に繋がらない勉強法の典型です。
あなたの勉強法は回数とアウトプットがされていますか?
一度確認して、間違っているなら修正しましょう。
成績が伸びない人の特徴③:全てが中途半端に終わってしまう
成績が伸びない人は、全てのことが中途半端に終わりがちです。
例えば、1冊の問題集を最後までやり切るはずが、途中でやめて他の問題集に変えたり、自分の立てた計画が失敗しそうだからあきらめるだとか。
中途半端だとその分、学べる量が減ります。
だから、決めたことはそれが完了するまでやり切りましょう。
まずは問題集を一冊終わらす。1週間の計画が狂いそうならなんとか今日だけはやりきってみる。
こうやって最後までやり切るとモヤモヤが残らず、達成感を得られるのでおすすめですよ。
成績が伸びない人の特徴④:裏技でなんとかしようとする
成績が伸びない人は、裏技で何とかしようとします。
今、合格ラインに全然届いてなくても、裏技を使えばなんとか合格できると勘違いしているのです。
たまにネットでも「○○の裏技」などを目にしますが、それはあくまでも小手先のテクニックです。
多少は役に立つかもしれませんが、受験本番で必ず役に立つとは限りません。
そんな裏技に期待せずに基礎を固めた方がよっぽど力になるし、汎用性の高い武器になります。
楽をしようとせずに、地道に学力を付けていきましょう。
成績が伸びない人の特徴⑤:言い訳が上手い
成績が伸びない人は、言い訳がとにかく上手いです。
「眠いから」「体がだるいから」「まだ本気じゃないから」など、結果が出なかった時の言い訳を無数に用意しています。
確かに、そういう日はあります。やる気が出ない時とか、集中力が欠けている時とか。
でも、本当に勉強ができないほどの理由でしょうか。
受験に本気の生徒は、そういう言い訳を心の中で持ちつつも、それでも頑張っているはずです。
だから、もし言い訳をしたくなったら、「~けど、頑張る」と自分に言い聞かせてみてください。
「眠いけど、頑張る」「体がだるいけど、頑張る」このようにです。
また、これが受験本番だったら言い訳してる場合ではないでしょう。
入試の日にベストコンディションであるとは限りません。
普段からコンディションが悪くても頑張る訓練は必要です。
成績が伸びない人の特徴⑥:未来の自分に期待しすぎている
成績が伸びない人は、未来の自分に期待しすぎています。
「今日サボってもいいや、明日やるし」と考えることはありませんか?
もちろん僕も考えたこともあるし、実際にサボったことが何度もあります。
でも、未来の自分ってそんなに頑張り屋さんではないんですよね。
なぜなら、未来に自分だとしても、結局頑張るのは自分自身だから。
未来の自分が今の自分よりも何倍も優れているなんてこと、あり得ません。
きっとその時が来たら、「明日の自分が頑張ってくれるよ」と同じことを考えているはずです。
だから、未来の自分に期待しすぎないでください。
今日できることはどれだけ辛くても今日やるようにしましょう。
成績が伸びない人の特徴⑦:モチベーションに左右されやすい
成績が伸びない人は、モチベーションに左右されやすいです。
やる気が出ない日や勉強やりたくない日はあります。
なんだったら、僕は毎日それでした。
でも、モチベーションにいちいち左右されていたら、まともに勉強できません。
テストの結果が悪かった、模試の判定が悪かった、先生や親に怒られた、学校の授業が理解できなかった、などモチベーションが下がる理由はたくさんありますが、モチベーションは極力持ち込まないように。
もし、プロ野球選手が、「今日はやる気が出ないので、練習サボります」って言ったらどうですか?
おいおい、ふざけるなよって思いますよね。
今、あなたは”勉強のプロ”です。
その自覚を持って勉強に挑んでください。
成績が伸びない人の特徴⑧:わからないことをそのままにする
成績が伸びない人は、わからないことをそのままにしてしまいます。
分からないことはあなたの弱点であり、成長できるチャンスです。
それを分からないといって避けていては、一生成長できません。
自分で解決できるなら、解説を読むなりしてすぐに解決しましょう。
それでも解決できないなら、分かる人に聞きましょう。
先生でもいいし、少し抵抗があるなら友人に聞くのもアリです。
とにかく分からない問題から逃げない強さを持ってください。
成績が伸びない人の特徴⑨:継続できない
成績が伸びない人は、継続ができないです。
勉強はゆっくりとした積み重ねで徐々に結果が上がっていきます。
だから、辛抱する期間は必要です。
1日やって次の日からサボってしまえば、積み重ねができず、成績も変わりません。
スポーツでも1日で上手くなるなんてことないですよね。
毎日繰り返すことで少しずつ上達していきます。それと同じで、とにかく継続してください。
1日100単語やるなら100単語やる。10問解くなら10問解く。
決めたことは最低1週間は続けてみましょう。
成績が伸びない人の特徴⑩:生活リズムが乱れていてスマホに依存している
成績が伸びない人は、生活のリズムが乱れています。
朝起きる時間がバラバラ、寝る時間もバラバラ、ご飯も食べたり食べなかったり。
こういうことを繰り返していては、いつまでも勉強のエンジンがかかりません。
勉強のやる気が出ない人は、生活のリズムを整えることから始めましょう。
起きる時間、寝る時間を一定にして、食事を摂り、適度な運動をする。
スマホは1日に使える時間を決めれば、勉強のやる気も出ますし、集中力も増し、同じ時間で今までよりも多くのことを覚えられます。
複数当てはまる人は気を付けてください。
その部分を直せば、今よりもより効率のいい勉強ができるようになりますよ。
塾や予備校に通えばいいわけじゃない
受験を本気で頑張る上で、「塾や予備校に通うのか」という悩みが出てきます。
ここまでの内容で、成績が伸びない人の特徴がたくさん当てはまったら、余計に考えるかもしれません。
ですが、塾や予備校に通ったからと言って、絶対に成績が伸びるわけではないので、気を付けましょう。
確かに塾や予備校は、受験対策をしてくれて、わからないことを教えてくれるかもしれません。
だけど、何度も言っているように結局勉強するのはあなた自身です。
あなた自身に変わる意思がなく、塾や予備校がなんとかしてくれるでしょという甘い考えだと、通ったところでほとんど意味ないです。
それ以外にも、移動時間が必要だったり、お金がかかったりといくつか問題もあります。
僕からのおすすめとしては、まずは自分の力でなんとかしてみるのがいいです。
自分が変わらないと成績は伸びないなら、大変だけどまずは自分で頑張ってみるべきです。
それでもダメだった時に、塾や予備校という選択をしてください。
おんぶにだっこで、なんとかなるという発想は捨てましょう。
塾に通うべきか悩んでいる人はこちらの記事を読んでみてください。
➡塾に通う必要はあるのか?|メリット・デメリットから考えよう
まとめ:成績が伸びる人になろう
さて、本記事では、「成績が伸びる人と伸びない人の特徴」をまとめました。
勉強しても思ったように成績が伸びない人には、原因があります。
それは「頭がいい/悪い」とかではなく、もっと他の目に見える部分に存在します。
受験で自分の目標を達成したいなら、今日から変わりしょう。
受験は時間との戦いです。
いつまでも時間があるわけではないですからね。