このように考えてる人の向けての記事になります。
定期テストって正直、めんどくさいですよね。科目数も課題も多く、時期が近づくとテンションが下がる人も多いのではないでしょうか。
ただ、定期テストは状況や取り組み方によって、大きな意味を持ってくることをご存知ですか?
それを知らないままだと、貴重な時間や体力を無駄にしてしまうこともあるし、ゆくゆくは受験に失敗してしまう可能性もあります。
本記事では、多くの人が「意味なくね?」と感じている定期テストについて深掘りしていきます。
この記事を読んでもらえば、今後のあなたの定期テストの位置づけが明確になり、どのように取り組むべきか分かるようになるはずです。
僕が高校生の時は10~20位あたりをキープしました。その時の経験も混ぜつつ、詳しく解説していきます。
- 定期テストできても模試はできない
- 必要のない科目に時間を割くのがバカらしい
- 問題の質が悪いからやっても無駄
- 授業でやったことなんだから意味ない
- 受験にフルコミットしたい
このように考えている人にとっては役に立つはずなので、ぜひ参考にしてください。
それではいきましょう。
この記事で分かること
- 定期テストは本当に意味がないのか?
- 定期テストの役割
- 定期テストのおすすめの勉強法
結論:定期テストに意味はある
「定期テスト意味ないだろ」と考えている人も大勢いますが、結論、意味はあります。
ただ、そういった疑いを持てるのは大事なことです。
意味はあると言いましたが、これはには条件があります。
条件次第では限りなく意味のないものになるので、それらに当てはまる人はサボるのもアリです。
全員が全員に同じ価値があるわけではないですからね。
条件に関しては後ほど解説します。
高校生の勉強のゴールはどこか?
まず、高校生の勉強のゴールはどこかを考えてみましょう。
進学を考えているのであれば、最終的には、志望校合格がゴールになりますよね。
だから、そこに近づけるように定期テストには向き合うべきです。
ただし、そのゴールまでのコースは人によって違うことを覚えておいてください。
志望校も違うだろうし、必要科目も違うし、入試形態(一般、推薦、AO)も違うので、定期テストの重要性は変わってきます。
例えば、推薦を狙っている人なら、3年間の成績が評価の対象になります。ならば定期テストはかなり重要な位置づけになりますよね。
一方で初めから志望校が決まっていて、一般で受けるのであればそこまで定期テストが重要になるわけではないです。
志望校というゴールに向かって、どのコースを通るべきか、定期テストがどれだけの価値を持つのかあなた自身で考えてみましょう。
定期テストの役割とは何か?
続いて、定期テストの役割を紹介します。
それがこちらです。
定期テストの役割
- 内容を理解出来ているのかの確認
- 勉強に力を入れるタイミングを作る
順番に解説しますね。
定期テストの役割①内容を理解出来ているのかの確認
定期テストには、ある期間内にやった内容を理解出来ているのか、先生やあなた自身が確認する役割があります。
先生は定期テストの結果を元に成績を決めるので、定期テストは重要な役割を担っています。
さらに、定期テストの結果を通してクラスの誰が得意で誰が苦手なのかを知れるので、今後の授業にも生かせます。
一方、生徒側も定期テストという確認する機会がないと自分が理解出来ているのか分からないままです。
授業はすごいスピードで進み続け、次から次に新しいことを教わるので、なかなか復習もできませんよね。
そういうことも踏まえると、定期テストは貴重な機会であることは間違いないです。
先生と生徒がお互い理解度を把握する役割が定期テストにはあるのです。
定期テストの役割②勉強に力を入れるタイミングを作る
定期テストの2つ目の役割が、勉強に力を入れるタイミングを作ることです。
高校生だと部活に所属している人も多いでしょう。となると、勉強する時間が減ってしまいます。
高校生が1番頑張るべきことは勉強です。
だから、定期テストやテスト週間というのは、「この期間は勉強に力を入れようね~」という学校側が用意したものです。
もし、定期テストやテスト週間がなければ、ほぼ勉強しない人も多いのではないでしょうか?
その状態で模試や本番に挑んだら撃沈します。
完全に無駄なものではないということが分かりますね。
とはいえ、僕はみんながみんな、定期テストを頑張らないといけないと思っているわけではありません。
最初にも言ったように、サボってもいいです。
それには条件があるので詳しく解説していきます。
定期テストをサボってもいい条件とは?
では次に、「定期テストをサボりたい」という人に向けてサボってもいい条件をお伝えします。
これらに当てはまる人は定期テストをサボるのもいいと個人的には思います。
とはいえ、赤点を取るほどのサボりはNGです。赤点を取ると後々めんどくさいですからね。
また、サボっていいと言っていますが、これには大事なポイントがあります。
それは、定期テストをサボった分を勉強に生かさないと意味がないということです。
定期テストをサボった分の時間や体力を、スマホや娯楽に使うのはだめです。
それは勉強自体をサボっていることになります。
僕は定期テストをサボってもいいと言っているのは、目標があって、それを達成するために定期テストが邪魔で、自分に必要な勉強を優先したいからという理由がある場合に限ってです。
特に理由はないけどサボるのは、本当にただのサボりです。勘違いしないように気をつけてください!
それを踏まえた上で、定期テストをサボってもいい条件を解説します。
なお本記事で使われる「サボる」はポジティブな意味だと捉えてください。
条件はこちらです。
定期テストをサボってもいい条件
- 受験で絶対に必要のない教科
- 模試や試験で出されないであろう問題や範囲
- 受験生
- 推薦を狙っていない
順番に解説しますね。
定期テストをサボっていい条件:✓受験で絶対に必要のない教科
受験で絶対に必要のない教科だったらサボっても構いません。
例えば副教科。
保健や家庭科を頑張っても受験の結果は良くなりません。こういった副教科は申し訳無いけど赤点を取らない程度にサボっていいです。
副教科で100点取れたら嬉しいかもしれませんが、その頑張りを他の教科に回した方がよっぽど意味のあるものになります。
また、国社数理英でも絶対に必要のない科目があるなら、サボってもいいでしょう。
僕のクラスメイトでセンター試験(1次試験)は必要とせず、2次試験で国・英・社だけが必要になる子がいました。
だから彼は、数学とか他の科目は全然力を入れてなくて、赤点ギリギリの点数を取ってました。(国・英・社は凄すぎましたが…)
このように、受験で必要無いと決まっているなら、主要5教科であってもサボっていいです。
決まっていないならサボらずに真面目に勉強するのが吉です。
定期テストをサボっていい条件:✓模試や試験で出されないであろう問題や範囲
サボってもいい条件の2つ目が、模試や試験で出されないであろう問題や範囲です。
定期テストは学校によって質が大きく変わりますが、基礎は押さえて作成されることが大半です。
たまに100点取られるのが嫌な先生がいて、意味分からない誰が解けるのか不明な問題を出題してきますが、それができるようになったところでそんなに意味がありません。
あくまでもゴールは志望校合格。
だから、模試や試験で出されないであろう問題や範囲に必要以上に力を入れないようにしてください。
イメージはこの下の図です。
図の模試の範囲と被っている部分は定期テストでも解ける力をつけておきましょう。
定期テストは国語や英語では授業で扱った文章を使って問題が作られるので、模試とは違う「やったもん勝ち」の部分もあるけど、全部が全部そういうわけでなないです。
今後も使える部分は解けるようにしておきましょう。
定期テストをサボっていい条件:✓受験生
受験生も、定期テストに本気になる必要はないです。適度にサボりましょう。
受験生は焦点を定期テストではなく、受験本番に合わせるべきです。
「定期テストだ!」と張り切らず、自分に必要な科目を勉強してください。
先生側も受験で成功して欲しいので、定期テストが邪魔にならないように作ってくれるとは思います。
反対に1,2年生はまだ志望校が決まっていないのであれば、習っていることも限られるので定期テストは頑張っておいた方がいいです。
自分の実力を把握できる良い機会ですし、早い段階からサボることを覚えるのは個人的にはよくないかと考えています。
定期テストを頑張れば、評価もされるし受験にも有利になれますよ。
定期テストをサボっていい条件:✓推薦を狙っていない
推薦での受験を狙っていない人も定期テストは適度にサボっていいです。
推薦は3年間の成績で評価されるので、定期テストは重要な指標です。
それに加えて日頃の生活や学習態度なども評価対象になります。
狙ってる人はサボらずに頑張ることをおすすめします。
ただし推薦は狙ってもらえるものではないし、3年間頑張らないといけないので、期待しすぎるのは良くないかもしれません。
僕は3年間定期テストの成績が割と良かったので、先生から推薦をいただき、第一志望に合格することができました。
これは運や相性もあってのことなので、「そういうこともあるよ」くらいの認識にしておいてください。
1,2年生の時は真面目にやっておくといいですよ。
そうすればある程度実力もつくし、先生達からも目をかけられるようになります。
先ほどもお伝えしたように、定期テストをサボったならそれなりの理由が必要です。
サボりたいからサボるのでなく、誇れる理由があってサボるようにしてくださいね。
続いて定期テストをサボるメリット・デメリットをまとめました。
定期テストをサボるメリット
まずは定期テストをサボることで得られるもの(メリット)がこちらです。
メリット
- 受験勉強の時間
- プレッシャー
定期テストの勉強に割く時間が減るので、その分あなたがしたい勉強時間を増やすことができます。
また、定期テストでサボるということは先生からは目をかけられにくくなり、結果でどうにかしないといけなくなります。
これがプレッシャーとなり、あなたの勉強への取り組む姿勢を変えてくれるでしょう。
プレッシャーが全く無いよりも、適度にあった方が人は集中して頑張れるものです。
定期テストをサボるデメリット
逆に定期テストをサボることで失うもの(デメリット)はこちらです。
デメリット
- 先生や周りからの印象
- 楽な方へ流れやすい
先生は真面目に頑張ってくれる生徒を可愛がりたいものです。まあ、人間なので仕方ないですが…
逆に不真面目な生徒はあまり相手にしたくないです。これはあなた自身が先生になったとしても同じだと思います。
場合によっては同級生からも良く思われないかもしれないです。(僕のクラスではそういうことは特になかったのでよっぽど大丈夫!)
周りからの評価とか気にしない人だったらいいですが、分からないことがあった時に聞ける人がいなくなったり、相談に乗ってくれる人がいなくなったりとマイナスの部分がいくつかあります。
サボると言っても、敵を作らない程度のちょうどいいサボりを身につけるといいです。
また、サボったことでそれを自分の本来やりたい勉強に充てられたらOKなのですが、「とりあえずやりたくないからサボる!」という発想だと、勉強をしない楽な方へ逃げていってしまいます。
本記事で言う「サボる」は、いい意味で使ってますが、悪い意味で捉え始めたらアウトなので気をつけてくださいね!
では、メリット、デメリットを踏まえた上で僕のおすすめの定期テストの取り組み方を紹介します。
定期テストのおすすめの勉強法
では、僕が考える定期テストのおすすめの取り組み方を紹介します。
それがこの4つです。
定期テストのおすすめ勉強法
- 今後も使えることは覚えてしまう
- 必要科目で上位を狙う
- 重要度によって勉強頻度を変える
- 復習をする
順番に解説していきます。
定期テストのおすすめの勉強法:①今後も使えることは確実に覚える
1つ目のポイントが、今後も使えることは確実に覚えることです。
定期テストをただ乗り切るためにやるのはもったいないです。せっかく勉強したなら今後も役に立つ知識にしていきましょう。
例えば、古文単語や英単語、数学の公式や解き方、理科社会の用語など。
こういったものは定期テストを生かして覚えてしまいましょう。
逆に、「これどこで使うの!?」みたいなことはどうでもいいので、思い切って捨ててください。
徹底的に基礎ができれば6~7割は取れるでしょう。
定期テストのおすすめの勉強法:②必要科目で上位を狙う
あなたが頑張る価値のある科目ではぜひ上位を狙ってください。できることなら1位を取りましょう。
上位を取ると、その教科担任から気に入ってもらって、色々目をかけてもらうことができます。
さらに、もし他の教科で点数が悪くても「あの子は〇〇で1位なんですよ」など、先生達の間でいい噂が流れるようにもなるんです。
そうなると「お前頑張ってるらしいな」と他の教科担任からも声をかけられるようになります。
また、上位を取るとこの先も頑張らないといけない、と意識の変化も生まれます。
こういった理由で1科目だけでいいので1位を取ってみてください。
僕自身、1番最初のテストで360人中8位になりました。
運もあったのですがこのせいで周りから期待されたり、自分でも頑張らないといけないと思うようになりました。
1番最初のテストだったため、そこから3年間頑張る羽目になるわけですが…
自分の基準はグッと上がりました。
全教科である必要はないです。どれか1教科で1位を本気で狙ってみてください。
定期テストのおすすめの勉強法:③重要度によって勉強頻度を変える
あなたの中で重要な科目とそうでない科目があると思います。
これをバランス良く勉強する必要はないです。
重要度によって勉強頻度や勉強時間を変えてください。
例えば、国数英のような主要3科目は、模試や本番でも必要になってくるので重要度が高いと言えます。
となれば、テスト週間の始まる前からコツコツ勉強し始めておくとよいでしょう。
逆にあなたにとって重要度の低い科目は2,3日でざっとやればいいです。最悪一夜漬けでもいいです。
不必要な科目は、何か特別な事情が無い限り赤点にならず乗り切ることを目的にしていいです。
定期テストのおすすめの勉強法:④復習をする
定期テストが終わったらしっかり復習をしてください。
多くの人がテストから解放された喜びに浸り、復習をサボってしまいますが、これはダメです。
これをしてしまうと、成長ができないからです。
100点を取れなかったということは自分ができていないところがあるということ。
それを放置しておくのは危険です。
定期テストが終われば授業は新しいところへ行くので、放置してしまうとずっとできないままの可能性もあります。
めんどくさいかもしれませんが、必ず復習をするようにしてください。
僕が成績が伸びるようになったのは復習の重要性に気づいたからです。
各教科の詳しい勉強法は別の記事で紹介します。
絶対にやってはいけない定期テストの勉強法
では、今度は絶対にやってはいけない定期テストの勉強法も紹介します。
これをしてしまうと、「定期テストはできるけど模試はできない」という状態になりやすくなります。
実際に僕がやってしまったこともあるので、その経験も参考にしました。
絶対にやってはいけない定期テストの勉強法
- 全教科で本気を出す
- 受験に使う科目を一夜漬けでやる
- 全くやらない
- 受けたらそれっきり
順番に解説していきます。
定期テストのダメな勉強法:①全教科で本気を出す
まず1つ目が全教科で本気を出すことです。
これは僕がやっていた勉強法です。
科目に関係なく、僕は全教科100点を狙いに行ってました。
だけど、時間は限られているのでそれはかなりしんどいことです。実際、僕はどの教科も中途半端で終わってしまってました…
できたらすごいことですが、全教科本気を出す必要はありません。
気持ちを楽に定期テストに臨んでください。
真面目な人ほど無理に頑張って損をすることがありますからね。
定期テストのダメな勉強法:②受験に使う科目を一夜漬けでやる
2つ目が受験に使う科目を一夜漬けでやることです。
どうせ定期テストを受けるなら、今後の模試や入試本番に役立つようにしてほしいです。
だから、乗り切るためだけに頑張るのは無駄です。
特に、受験に使う科目を一夜漬けでやるのはもったいないです。
一夜漬けでやったことは一瞬で忘れてしまいます。
一夜漬けできる人は記憶力がいいので定期テストでいい成績を残せますが、模試ができないパターンが多いです。
僕も普段はほとんど勉強せず、テスト前日に強引に詰め込む勉強をしていました。
そのため、模試を受ける頃にはほとんど忘れてしまい、悲惨な結果になったことをよく覚えています。
勉強に必要なのは短期記憶ではなく長期記憶で、それは1日2日で身につく物ではないです。
→記憶の種類と長期記憶にするための具体的な勉強法
定期テストを生かして、今後も使える単語や熟語、用語、公式は覚えてしまいましょう。
定期テストのダメな勉強法:③全くやらない
「定期テストをサボる」と言っても一切勉強しないのはダメです。
それだと赤点を取ってしまう可能性があるからです。
赤点を取ると後々時間を取られてしまいます。それはめんどくさいので避けましょう。
必要ないと思っている教科をサボるにしても、赤点引っかからない程度の勉強はしてくださいね。
50点取れればOKです。
定期テストのダメな勉強法:④受けたらそれっきり
受けたらそれっきりにするのも定期テストの終わり方として良くないです。
これをすると自分のできなかったところができないまま終わってしまいます。
点数だけ見て安心せずに、必ずできなかった問題は復習してください。
そして、同じミスを繰り返さないようにしましょう。
テスト勉強→テスト→間違い直しは1セットにできるといいですね。
次に繋がらない勉強は本当にもったいないので、どうせ定期テストを受けるなら自分のためになるように利用してください。
まとめ:あなたにとって定期テストとは?
さて、今回は定期テストの役割や勉強法について解説しました。
たしかに定期テストってめんどくさいし、だるいし、文句を言いたくなりますよね。
だけど、受けないというのはできないので、賢く利用してください。
定期テストで本気を出すのもいいし、サボるのもいいです。
意味がないと嘆かず、自分にとって意味があるように工夫して受けてみましょう。
本記事をきっかけに、あなたにとって定期テストがどんな意味を持っているのか考えてみてください。