このように考えている人のために、今回は自宅学習に使える教材の種類とそれぞれメリット・デメリットについてお伝えします。
勉強を頑張ろうと思った時に塾や予備校に通うのも1つの手段です。
でも、今では他の手段があります。
それが今回お伝えする通信教育、教材、オンライン講座です。
塾や予備校ではかなり質の高い教育を受けられますが、自宅学習でもそれにも負けないくらい高品質なサービスが存在します。
今後の判断の参考にしてください。
この記事で分かること
- 自宅学習で使える教材
- それぞれのメリット・デメリット
- どんな人におすすめ?
自宅学習で使える教材
ここではまずどんな種類があるのか説明します。
種類は大きく分けて3種類です。
- 書籍
- 通信教材
- オンライン教材
他にもありますが、大まかに分けるとこの3種になります。
共通するメリットは?
まずはこの3種に共通するメリットをお伝えします。
まとめるとこうなります。
メリット
- 通う手間が省ける
- 塾・予備校よりも費用が安い
- 時間・場所にとらわれない
- 遠方でも受けることができる
1つずつ解説していきます。
通う手間が省ける
塾や予備校に通うとなると行き帰りの時間がかかります。
距離が遠いとその時間がストレスに変わることもあります。
ですが、自宅で使える教材などだとどこかに通う必要性がなくなります。
塾・予備校よりも費用が安い
塾や予備校は年間で約40万円はかかると言われています。
一方で、書籍なら数百円~、通信教材だと安いものなら2,000円台で始められます。
さらにクオリティは塾や予備校に負けていないので上手に利用できればコスパ最強です。
時間・場所にとらわれない
時間や場所、回数に縛られないのがメリットです。
電車に乗っている時でも勉強できるし、わからないところは分かるまで自分のペースでできます。
遠方でも受けることができる
ド田舎出身の僕からしたらこれは大きなメリットです。
書籍は当然ですが、通信教材ならどれだけ遠方に住んでいても同様のサービスを受けられます。
塾や予備校が周りにない人の心強い味方です。
共通するデメリットは?
続いて共通するデメリットをお伝えします。
まとめるとこうなります。
デメリット
- ライバルがいないため、刺激を得づらい
- 分からなかった時にすぐに相談できない
順番に解説していきます。
ライバルがいないため、刺激を得づらい
自宅学習だと塾や予備校に比べると、周りがいない分、刺激をもらいづらいです。
サポートがついているものもありますが、周りがいないことでモチベーションの維持が難しくなります。
分からなかった時にすぐに相談できない
塾などだったら分からない問題があった時、すぐに質問することができます。
しかし通信教育だと、すぐその場で解決することはあまりできません。
以上が自宅学習のメリット・デメリットになります。
では、ここからはそれぞれのサービスのメリット、デメリットを細かく解説していきます。
書籍
自分で参考書や資料集などを選び、購入してそれを使って学習を進める方法です。
いわゆる完全な独学です。実は僕はこの方法で受験勉強に挑みました。
書籍のメリット
書籍のメリットはこのようなものがあります。
書籍のメリット
- 自分で使いやすい書籍を選べる
- 自分のペースで進めやすい
順番に解説していきます。
自分で使いやすい書籍を選べる
本屋に行けば大量の書籍があり、そこから自分に合うものを自分の目で確認して選ぶことができます。
「自分で選んだもの」となるとその分やる気も出やすいです。
自分のペースで進めやすい
何か教材が届いたり、サポートがあるわけでもないので、いい意味で何も考えることなく自分のペースで勉強できます。
書籍のデメリット
書籍のデメリットはこのようなものがあります。
書籍のデメリット
- 分からなかったところを解決しにくい
- モチベーション維持が困難
- 予定や計画も自分で管理
- どれがいい書籍か分からない
順番に解説していきます。
分からなかったところを解決しにくい
頼れるのは書籍と自分の脳のみです。
だから、書籍を読んでも分からなかった場合、それをすぐに解決することが難しいです。
後日学校の先生や友達に聞くか、自分で頑張ってネットで調べるかしないといけません。
モチベーション維持が困難
完全独学経験者の僕だからよくわかるのですが、正直かなり精神的にきついです。
学校に行けばチャージできるので、そのおかげでぎりぎりモチベーションを保っていられました。
教えてくれる人やライバルがいた方がいい人は、書籍だけで勉強するのはやめましょう。
予定や計画も自分
塾や予備校、多くの通信教材ではプロの講師たちによって、あなたに勉強の計画がされて、作成されたカリキュラムに従って勉強を進めます。
ですが、書籍だけの自宅学習だと予定や計画を全て自分で考えないといけません。
一人で上手にできるものではありませんので、かなりの気合が必要です。
どれがいい書籍か分からない
自分に合っている書籍がどれなのか、選ぶのが難しいこともデメリットの1つです。
良いと思って使ってみたら、解説が分かりづらかったり、レベルが合っていなかったりということもあります。
その結果、何冊も購入して中途半端で終わってしまう可能性もあるので気を付けましょう。
通信教材
続いては通信教材です。
通信教材とは毎月自宅に届く教材をこなしていくタイプです。
内容は幅広く、郵送して添削をしてもらえるサービスや、分からないところは質問すれば回答してくれるサポートもあったりします。
Z会や進研ゼミが有名ですね。
通信教材のメリット
通信教材のメリットはこのようなものがあります。
通信教材のメリット
- 自分に合わせてコースを選択できる
- 毎月の勉強量が決まっている
- インプット&アウトプットができる
解説していきます。
自分に合わせてコースを選択できる
Z会や進研ゼミなどの大手の通信教材には、信じられなくらい多くのコースが存在します。
だから、自分の現状や目的に合わせて志望校合格までのコースを選択できます。
毎月の勉強量が決まっている
毎月決まった量の教材が届きます。
量が多すぎるわけでもなくコツコツ進めていけば十分にできます。
目的達成に必要なものを必要な量だけ提供してくれますので、真面目に取り組めば効率的に勉強を進めることができます。
部活などで忙しくても続けていくことができるようになっています。
インプット&アウトプットができる
勉強はただ知識をいれたり、話を聞くだけではだめで、インプットした知識を使って問題を解くなどのアウトプットも必要です。
通信教材だと演習もちゃんと出来て、記述力が必要な問題に関しては郵送(オンラインの場合もある)することで丁寧な添削を受けられます。
通信教材のデメリット
通信教材のデメリットはこれです。
通信教材のデメリット
- 目的がないと意味がない
- コツコツできないと溜まる
- 物足りなく感じることも
順番に解説していきます。
目的がないと意味がない
通信教材には利用者の目的に合うように、多くのコースが用意されていると言いましたが、逆にいうと目的が曖昧だと受講しても意味がありません。
届く教材のレベルが自分に合わないと、ただやっているだけで学力向上に繋がらないことがあるので、目的を明確にしてから受講しましょう。
コツコツできないと溜まる
通信教材は毎月、テキストが届きます。
量が多いわけではないですが、「後でいいや」と先に回してしまうと次の号が届いてしまい、いつの間にか消化できないほど溜まってしまうことがあります。
コツコツ勉強する習慣がないと続けるのは厳しいですね。
物足りなく感じることも
たくさん勉強したい人からしたら、通信教材の量では物足りなく感じることもあります。
そういう人は、講座を追加するか書籍を購入するかなどをするといいです。
ですが、全部中途半端になってしまう危険もあるので、注意が必要です。
オンライン教材
最後に紹介するのがオンライン教材です。
オンライン教材はその名の通り、インターネットを介して教育を受けられるサービスです。
イメージしやすいのは「スタディサプリ」や「学研プライムゼミ」ではないでしょうか。
講師が黒板の前で教えてくれている映像、あれがオンライン教材だと考えてください。
オンライン教材は、河合塾One、東進在宅受講コースのような大手の予備校でも行われています。
オンライン教材のメリット
オンライン教材のメリットはこのようなものがあります。
オンライン教材のメリット
- 授業を好きな時間・場所で受講可能
- 多くの講義の中から自分に合うものを選べる
- 自分が理解できるまで講義を見直せる
順番に解説していきます。
好きな時間・場所で受講可能
遠方にいたり、学力によってもですが、分かりやすい講師の授業を誰もが受講できるとは限りません。
ですが、オンライン教材でしたら、トップクラスの講師の授業を好きな時間に好きな場所で受講できます。
僕もいくつかオンライン教材を試しましたが、めちゃくちゃ面白いし分かりやすいです。
多くの講義の中から自分に合うものを選べる
サービスによっては4万を超えるコンテンツがあり、その中から自分に合うもの、必要なもの選ぶことができます。
自分が理解できるまで講義を見直せる
リアルの授業だと分からない時に、巻き戻したりすることは無理ですが、オンラインだとそれが自由にできます。
一時停止にしたり分かるまで見直したり…僕が試してみてよかったのはスピードを変える機能です。
とにかく自分が理解できるように授業をカスタマイズできるのです。
オンライン教材のデメリット
オンライン教材のデメリットはこちらです。
オンライン教材のデメリット
- 演習が不足しがち
- 誘惑が増える
順番に解説していきます。
演習が不足しがち
オンライン教材は基本的に知識を増やすことや、理解を深めることがメインになっています。
そのため演習が不足しがちになります。
さらに内容が分かりやすいため、全部理解できたと思い込んでしまいます。
演習は自分でやらないといけないこともあるので気をつけましょう。
誘惑が増える
オンライン教材にはスマホ、パソコン、タブレットが必要になります。
上手く使えればそれでいいのですが、勉強と誘惑アイテムが近くなることになります。
だから上手く利用できないと、気づいていたらYouTubeやアプリを使ってしまっているかもしれません。
主にこの3つが自宅学習をサポートしてくれる教材になります。
塾・予備校とどっちがいいの?
ここまで自宅学習をサポートしてくれるサービスを紹介してきましたが、「塾・予備校とどっちがいいの??」と考えている人もいると思います。
結論は、「その人次第」になります。
塾や予備校が向いている人もいれば自宅学習が向いている人もいます。
基準としてそれぞれどんな人におすすめなのか、お伝えします。
塾・予備校がおすすめの人
まずは塾・予備校がおすすめの人から。
塾・予備校はこんな人におすすめ
- 周りに生徒がいた方が頑張れる人
- 分からないことをすぐに質問したい人
- 家だと勉強できない人
- 受験の濃い情報を入手したい人
自宅学習+αがおすすめの人
続いて、自宅学習で+αで通信教材等を利用するのがおすすめの人はこちら。
自宅学習+αはこんな人におすすめ
- 自分のペースで勉強を進めたい人
- 遠方に住んでいる人
- 部活等で忙しい人
- モチベーション関係なく勉強できる人
あくまでも基準ですが、これを参考にしてください。
まとめ
自宅学習をするにしても様々な方法が今はあります。
独学をしていた僕から言えることは完全な独学はしんどいということです。
僕はいつもだらだらしながら勉強をしていました。
だから、こういう自宅学習をサポートしてくれる講座や教材を利用していたら、もっと成績を上げられたと思います。
通信教材などの魅力は柔軟性とコスパです。
自分の現状や志望校に合わせて選択でき、時間や場所にとらわれることなく学習を進められる柔軟性は塾や予備校よりも優れています。
そして、高品質の教育を比較的安い価格で受けることができます。
とはいえ、やるのは自分自身です。
どれだけ柔軟性があり、コスパのいいサービスだったとしても、上手く利用できなかったら意味がありません。
一人で勉強することになるので周りの刺激をもらいづらく、モチベーションの維持が困難でサボりやすくなってしまいます。
モチベーションの維持をしてくれるサポートもついていますが…
こういった教材を選択する時は「自分に合った教材か」ということはもちろんですが「自分は最後まで続けられるのか」というのも大事な判断基準にしてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。