このように考えている人に向けて、「勉強したことが頭に入らない人の特徴と改善法」を紹介します。
つい最近勉強したはずなのに、試験や問題集が解けないとつらいですよね。その気持ちよく分かります。
だけど、何もしなければその悩みを解決することはできません。
この先も、勉強する→できない→イライラを永遠に繰り返すことになってしまいます。
そうなりたくない人は、今日から自分の勉強法や考え方を変えていきましょう。
僕も、大学受験向けて勉強している時は、自分の勉強のできなさに悩み、落ち込み、ストレスを感じていました。
しかし、そこから自分の勉強への取り組み方を見直し、ずっとD判定、E判定ばかりだった名古屋大学に現役合格することができました。
人によっては見直す部分がたくさんあって大変かもしれません。
ですが、本記事の内容を読んで、実践していただければ、今後の人生にずっと役立つ勉強法と脳を手に入れられます。
ぜひ最後まで読んでください。
この記事で分かること
- 勉強しても頭に入らない人の4つ特徴
- 勉強効率を上げるための具体的な対策
勉強しても頭に入らない人の特徴
まずは、勉強しても頭に入らない人の特徴をまとめたので、こちらをご覧ください。
勉強しても頭に入らない人の特徴
- 勉強法を知らない
- 知識が不足している
- 集中力が無くなっている
- 自信がない
人によっては、①~④のどれか1つかもしれないし、全てが当てはまるかもしれません。
ただ言えるのは、この4つのうちどれか1つでも欠けていれば、勉強したことが頭に入りづらくなるということです。
だから、最終的にはこの4つの特徴から脱却することを目標としてください。
では、次にそれぞれの特徴と具体的な対策をお伝えしていきます。
勉強しても頭に入らない人の特徴①勉強法を知らない
頭に入らない人の特徴1つ目が「勉強法を知らない」です。
勉強法を学ぶ機会はなかなかないので、間違った勉強法を続けている人も多いです。
頭がいい・悪いではなく、勉強法に原因があるかもしれないので、見直しましょう。
どのような勉強法が間違っているかいくつか紹介します。
間違った勉強法
- 読むだけ
- 書いて覚える
- 1回だけしかやらない
- インプットだけする
こういった勉強法は頭に入らないです。
読むだけではいけないのは知っているかもしれないので、他の勉強法の悪い部分を解説します。
間違った勉強法①✓書いて覚える勉強法
書いて覚える勉強法も実は頭に入りづらいです。
勉強と言えば、ノートに文字をカリカリ書くイメージがありますよね。
だから、そうすれば頭にスラスラ入っていくと考えている人も多いです。
しかし、人間の脳はそんな便利ではありません。
書けば覚えられるわけではなく、覚えるために書く人もいる。くらいの認識でいてください。
僕個人としては、書く勉強法はおすすめしていません。なぜなら効率が圧倒的に悪いからです。
「読む・書く・聞く・話す」の中で、1番時間がかかり、1番疲れるのが「書く」です。
書く勉強法は間違いなく努力が報われにくい勉強法です。
まとめノートとかは地獄の始まりと思ってください。
書くことで覚えられると思い込んでいると、「自分はたくさん勉強したけど、全然覚えられない」という状況になる可能性が高くなるので注意しましょう。
間違った勉強法②✓1回だけしかやらない勉強法
1回だけしかやらない勉強法もNGです。
後述しますが、人の脳は1回勉強して覚えられるほど優れていません。
そのため、1回頑張っただけでは数日後にはほぼ記憶から消えます。
間違った勉強法③✓インプットだけする
インプットだけする勉強法も頭に入らない勉強法です。
もちろんどの内容でも、最初はインプットから始まります。
ですが、人が勉強したことを覚えるのは、インプットの時ではなく、アウトプットの時です。
だから、大量に本を読んだり、映像を見たりしても、それをアウトプットしなければ一生頭に残りません。
これもやりがちなので要注意です。
正しい勉強法を紹介
では次に、頭に入りやすい正しい勉強法を紹介していきます。
まず、何をもって正しい勉強法と言っているのかから言います。
正しい勉強法とは、長期記憶として脳に保存できる勉強法です。
人の記憶には、大きく分けて「短期記憶」「長期記憶」の2つがあります。
短期記憶は一度覚えても数分で忘れ始め、1週間後にはほぼ全て忘れてしまう浅い記憶です。
短期記憶だと、勉強する→忘れる→勉強する→忘れる…の繰り返しで、知識が蓄積されていきません。
そのため、勉強しても試験の時には忘れてしまう、試験までは覚えていても終わったら忘れてしまうという状況に陥りやすくなります。
一方で長期記憶は、数か月~一生覚えていられる深い記憶です。
勉強で大事なのはこの長期記憶です。
一度長期記憶として脳に保存できれば、いちいち勉強する必要もなくなり、さらに記憶したことは好きな時に好きなように使えるようになります。
もちろん、この状態にするのは大変ですが、賢くなるには絶対に必要なことです。
人間の記憶に関する内容はこちらの記事にまとめたので、参考にしてください。
では、具体的に正しい勉強法を紹介していきます。
この方法で勉強を続けてくれたら、頭に入らないということは減り、覚えたことを忘れにくくなるはずです。
正しい勉強法
- 回数を重ねる
- アウトプットをしよう
- 集中力が無くなっている
- 自信がない
では、1つずつ解説していきます。
正しい勉強法①✓回数を重ねる
まず、何よりも大事なのが回数を重ねることです。
人の脳は回数を重ねることで、その情報を重要な情報と認識して長期記憶として保存してくれます。
例えば、劇でセリフを覚えないといけなくなったとしたら。
最初は台本を見ながらですけど、徐々に目を離せるようになって、最終的には何も見ずにスラスラ言えるようになりますよね?
それと同じで、勉強する時も何回も読んだり、何回も解いたりしましょう。
1回やって満足しないようにしてください。
「これ前もやった。飽きたわ。」と思えるくらいまでやるのが理想です。
記憶の種類と効果的な勉強法についてこちらの記事にまとめたので、参考にしてください。
→【長期記憶が最強】記憶の種類と効果的な勉強法
正しい勉強法②✓アウトプットをしよう
正しい勉強法2つ目が、アウトプットをすることです。
インプットするだけでは勉強したことが頭に入りません。きちんとアウトプットしましょう。
人の記憶が形成されるのは、思い出す時です。
何回も思い出す=何回もアウトプットしましょう。
具体的には、学んだことを何も見ないで言える(書ける)か試す、誰かに話すなどがアウトプットです。
→【アウトプット】名古屋大学に合格するために僕が意識したたった1つのこと
アウトプットする際の注意点
注意しなければいけないのが、書いてアウトプットする際です。
何も見ないで、自分の頭だけを頼りに書くならOKです。
しかし、横に教科書や参考書を置いて、それを見ながら書いたのでは意味がありません。
それは、内容を書き写しているだけなので頭をほぼ使ってないです。
アウトプットは自分の頭で思い出して外に出すことです。
勘違いしないように気を付けましょう。
正しい勉強法③✓暗記法を身につけよう
3つ目が暗記法を身につけるという方法です。
勉強に暗記は欠かせないものというのは分かると思います。
でも、暗記法まで意識してる人は少ないでしょう。
暗記法を身につけることで、覚える量は増えますし、一度覚えたことを忘れにくくすることもできます。
有名な暗記法で言うと「語呂合わせ」。
年号や元素表などを語呂合わせで覚えている人もいますよね。
語呂合わせで覚えると、ルール無しで1つ1つを根性で覚えるよりもかなり時間を短縮できたはずです。
さらに、時間が経っても忘れていないと思います。
暗記法は語呂合わせ以外にもたくさんあります。
だから勉強している教科によって使いやすい暗記法、使いにくい暗記法があるので、多くの方法を知っておくと、教科に合わせて使い分けられるようになります。
語呂合わせをはじめとする、いくつかの役に立つ暗記法をこちらの記事にまとめました。
→成績が上がる!効率のいい暗記法9選
僕は暗記法を工夫して、名古屋大学に現役で合格できました。
ぜひ一度読んでみてください。
正しい勉強法④✓復習法
4つ目が、復習です。
何度もお伝えしている通り、知識を頭の中に入れるには回数が必要になります。
1回より2回、2回より3回やった方が記憶として定着しやすいです。
その回数をこなす上で大事になるのが、復習です。
復習とは、授業でやったことをやり直す、テストや模試で出来なかったところをやり直すなど様々あります。
復習を全くしないと、自分の理解できていないことを埋められないまま先に進むことになります。
これはかなり危険です。
復習のポイント
復習のポイントは、次同じ問題が出題された時に完答できるようにすること。
だから、正解不正解をチェックするだけじゃ当然ダメだし、間違えた問題の模範解答を赤ペンで書くだけでもダメです。
これでは、同じ問題が出たとしても出来るようにはならないからです。
正解した問題は、自分がどういう思考で答えを導いたのか改めて解説してみる。
不正解の問題は、自分が間違えた原因と今後どうするべきか考え、もう一度解き直す。
こういったことをしてみましょう。
また、復習の適切なタイミングをこちらの記事にまとめたので、参考にしてください。
→【知らなきゃ損】最も効果的な復習のタイミングはここ!
勉強しても頭に入らない人の特徴②知識が不足している
勉強が頭に入らない人の2つ目の特徴が、「知識が不足している」です。
知識が不足していると、何が書いてあるかわからないので、内容を理解することもできず、頭に入れることがきわめて困難になります。
例えば、アラビア語を全く勉強したことがない人に、アラビア語を見せても何て書いてあるかは一生分かりませんよね。
これはアラビア語の知識が全くないから。
実はこれと同じことが、日本語でも起こりうるのです。
「彼は恬淡な男だ」という文章があった場合、『恬淡(てんたん)』の意味が分からなければ、彼がどんな男なのか理解できません。
他には化学で「リチウムはマグネシウムよりのイオン化傾向が強いので、水溶液中で陽イオンになりやすい」という文があった場合。
リチウム、マグネシウム、イオン化傾向、陽イオンが何かを知らないと、この文章も理解しづらくなります。
このように、知識が不足していることで文章を読んでも、理解できず、文字を追っているだけになり、「で、どういう意味なの?」ということが発生するのです。
ここで覚えておいてほしいことが2つあります。
知識不足を克服するために
- 頭に入れるにはその前に理解が必要
- 理解をするにはある程度の知識が必要
今、自分の勉強していることの知識が十分あるのか、確認してみましょう。
不足していると思えば、まずは知識をつけることから始めてください。
では次に、どうすれば知識を付けることができるのか、具体的な方法を解説していきます。
知識不足を克服する方法を紹介
知識不足を解消するには、これらの方法があります。
知識不足を解消する方法
- 教材のレベルを調整する
- 一文一文を丁寧に
- 知識を繋ぐ力をつける
順番に解説していきます。
知識不足を解消する方法①✓教材のレベルを調整する
まずは、参考書など使っている教材のレベルを調整しましょう。
現在の自分よりもあまりに高いレベルの教材を使っていると、内容が分からず、文字を追うだけになってしまいます。
勉強は簡単なことから難しいことへ徐々にステップアップしていかないといけません。
数学も最初は、数字や四則演算を覚えてから、それらを使って図形や微分積分などをしていきますよね。
もし、算数習いたての小学生に「微分しろ」と言ってもできないです。
今一度、自分の使用している教材が自分に合っているのか確かめてみてください。
正しいレベルの教材選びのポイントは、目標に合わせるのではなく、自分に合わせることです。
知識不足を解消する方法②✓一文一文丁寧に
流し読みで頭に入らない人は、ゆっくりでいいので一文一文を丁寧に読んでいきましょう。
特に新しいことを習う場合、用語の多い文章を読む場合は、一文理解出来ないと内容全体が分からなくなる場合があります。
だから、丁寧に読んでいきましょう。
もし分からない言葉が出てきたらすぐに調べるクセをつけてください。
そうしないと、その言葉が出る度に「よくわからない」とつまずくことになります。
これを繰り返して自分の中の知識のストックを増やしていきましょう。
知識不足を解消する方法③✓知識を繋ぐ力をつける
ある程度内容が把握できるようになったら最後に、それら知識を繋ぐ力をつけましょう。
繋ぐ力があると、より多くの知識を手に入れることができるし、一度覚えたことを忘れにくくもなります。
つなぎ方には様々あります。
知識のつなぎ方
- 類義
- 対義
- 因果
など。
例えば、歴史の勉強をする際に、年号と出来事を覚えるとします。
だけど、これだけではいけません。
「他の国でも似た出来事は起きたのか(類義)」「全く反対の出来事は起きたか(対義)」「何が原因でどんな結果になったか(因果)」などを知識として繋いでいくのです。
こうすることで、ネットワークのように自分の知識が広がっていきます。
さらに、もし忘れてもそのつながりから答えを導くこともできます。
用語は分かっているはずなのに、試験ができないという人は、知識が上手くつなげられていません。
ある程度知識が集まったら、この訓練をしましょう。
勉強しても頭に入らない人の特徴③集中力がない
勉強しても頭に入らない人の3つ目の特徴が、「集中力がない」です。
「あ、たしかに」と思う人も多いかもしれません。
現代人は昔の人に比べて集中力が下がっています。
原因は生活の乱れ、ストレス過多、誘惑の多さなど様々。
集中力がなければ、どれだけ机に座っていても内容が頭に入ることはありません。
逆に、集中力を高めることができたら、勉強したことがスルスルと頭に入り、試験でも良い結果を修められるようになります。
それだけなく、勉強時間も伸びるため、1日単位で大きく成長出来るようになります。
あなたの集中力が下がっている原因を見つけ出し、改善していきましょう。
では、集中力を高めるための具体的な方法を紹介します。
集中力を高めるための方法
集中力は様々な方法鍛えられます。
いくつか紹介します。
集中力を高める方法
- マインドフルネス
- 脱スマホをする
- 食事改善
- 睡眠の質を上げる
- 運動をする
- 勉強場所を変える
- 音楽を上手に使う
- プレッシャーをかける
順番に解説していきます。
集中力を高める方法①✓マインドフルネス
集中力を高める1つ目の方法が、マインドフルネスです。
マインドフルネスとはいわゆる瞑想のことで、今では一流企業でも実践されている集中力を高める方法です。
「瞑想なんて意味あるの?」「胡散臭い」という人もいますが、マインドフルネスにより、記憶力を司る海馬をはじめとする脳の密度や体積に変化があったという研究結果も出ているほどです。
さらに集中力が高まるだけではなく、リラックス効果も期待できます。
ぜひ試してみてください。
やり方は様々あるので、今回は「ボディスキャン」という方法を紹介します。
ボディスキャンのやり方
- 仰向けに寝る
- 目を軽く閉じる
- 鼻で呼吸する
- 体の隅々に意識を向ける
- これを2~3分やる
マインドフルネスの最大のポイントは「今に集中すること」です。
日頃、我々は色々な刺激を受け、雑念にとらわれています。
目の前の勉強に集中しているつもりでも頭の中では過去のことを考えたり、未来のことを考えたりしているのです。
今に意識を向ける訓練ができるのが、マインドフルネスです。
このボディスキャンで特に大事なのが、4つ目の体の隅々に意識を向けること。
鼻から吸った空気が、腕、手先、太もも、膝、足先へ流れるイメージをしてください。
その時のそれぞれの箇所がどう感じるかなども意識しましょう。
これをしていると、いつの間にか雑念にとらわれ、他のことを考え始めます。
そのことに気づいたら、また体に意識を向ける。
これがボディスキャンのやり方です。
本当に意味があるかと疑問を感じる人もいるかもしれませんが、一度試してみてください。
自分がどれだけ雑念にとらわれているのか気づけるだけでも大きいですよ。
集中力を高める方法②✓脱スマホをする
現代で集中力を下げる大きな要因になっているのが、スマホですね。
SNS,YouTube,ゲーム…勉強ではスマホとの付き合い方が結果を大きく左右すると言っても過言ではありません。
特にスマホから離れられないスマホ依存症になっていると危険です。
スマホ依存症になると、脳の機能が低下して、成績が悪くなり、気持ちもネガティブになり、余計にスマホ依存を加速させるという悪循環に陥ってしまうのです。
意識してスマホと離れてみましょう。
方法はいくつかあります。
脱スマホをする方法
- 解約する
- 電源を切る
- スマホを勉強部屋に持ち込まない
- 使用時間を管理する
- 勉強系のアプリを入れる
- 他人を頼る
- 脱スマホ依存のアイテムを使う
こういった方法があります。
詳細はこちらの記事にまとめたので参考にしてください。
→【受験の天敵】スマホ依存を断ち切る効果的な5つの方法【脱スマホ】
スマホは勉強の天敵ですが、正しい使い方が出来ていれば息抜きができる便利なものです。
スマホに使われず、使いこなす力が必要で、その力を身につけることが集中力アップに繋がります。
集中力を高める方法③✓食事改善
食事にも、集中力を高める効果があります。
逆に言うと食事を取らないと頭が回らなくなり、集中力も下がってしまいます。
まずは規則正しい食生活を意識しましょう。
特に朝食を抜くのは危険です。
朝食は頭を目覚めさせ、その日1日のスイッチを入れる役割を担ってます。
さらに朝食をほぼ毎日食べている生徒は、高偏差値の傾向があるというデータもあるほど。
では、どんな成分や食材が集中力を高めることができるのか、紹介します。
集中力を高める食材 一覧 | ||
成分 | 効果 | 食材 |
ブドウ糖 | 脳のエネルギー補給 | ラムネ バナナ |
ビタミンB | 脳のエネルギー補給サポート | 豚肉 ニンニク |
カフェイン | 眠気覚まし | コーヒー 紅茶 |
フラバノール | ストレス軽減 認知機能改善 |
チョコ |
チロシン | 精神安定 | ナッツ |
DHA | 認知機能の低下を予防 | サバ |
これらを意識してきちんと摂取するようにしましょう。
また、食べる時はよく噛んで食べましょう。
よく噛むことで、前頭前野や海馬が活性化するので、思考したり記憶したりする力が上がります。
集中力を高める方法④✓睡眠の質を上げる
集中力を高める4つ目の方法が、「睡眠の質を上げる」です。
睡眠の質の低下は、注意力や集中力を下げてしまいます。
また、寝たのに疲れが取れない人は、睡眠の質が悪いと言えます。
日本は世界に比べて睡眠不足の人が多いです。
睡眠は記憶や心身のストレス解消にも欠かせません。
翌日に頭がきちんと働くように、正しい睡眠法を身につけましょう。
以下に睡眠の質を上げるためのポイントをまとめたので、参考にしてください。
睡眠の質を上げるためのポイント
- 夕食は就寝3時間前までに
- 就寝3時間前まで適度な運動をする
- 入浴は就寝1時間半~2時間前までに
- 就寝30分前からはスマホやテレビを見ない
- 寝る前にカフェインは取らない
- 快適な室温を保つ
- 自分に合った寝具を使う
これらがポイントです。
特に意識してほしいのが、スマホやテレビです。
寝る前にスマホを使う習慣がある人もいるかもしれませんが、これは目によくないです。
最近のスマホはブルーライトカットができるとはいえ、睡眠の質を下げることに変わりはありません。
使いたい気持ちを抑えて、布団に入ったら寝るだけと言う状態を作りましょう。
必要な睡眠時間について、こちらの記事にまとめたので合わせて読んでください。
→高校生に必要な睡眠時間はどれくらい?
集中力を高める方法⑤✓運動をする
集中力を高める5つ目の方法が、「運動をする」です。
運動には、集中力アップやストレス解消の効果があります。
さらに、運動をすることで脳の神経細胞(ニューロン)や、脳に栄養を送る血管の形成を促すことが研究に明らかになっています。
普段運動しない人や部活を引退した人は運動不足になりがちです。
日頃から適度な運動をするようにしましょう。
ポイントはこの3つです。
運動する時のポイント
- ゆっくりとした運動を長めに
- 毎日やること
- 勉強をする前にやること
普段運動をしていない人からすると、ハードな運動をしても疲れるだけです。
かえって勉強に支障を来すことも考えられます。
そのため、自分の体力に合わせて、そこまで疲れすぎない運動を長めにしてください。
ヨガ、ストレッチ、ウォーキング、ランニングなどが道具も必要ないので、取り組みやすいですね。
また、運動は毎日やらないと意味がありません。
いくら運動に良い効果があると言っても1日だけではその効果を実感できないです。極力毎日続けましょう。
そして、タイミングに関してですが、勉強をする前がベストなので、朝がおすすめです。
朝運動をして、スッキリした状態で勉強を始められると理想的ですね。
集中力を高める方法⑥✓勉強場所を変える
集中力を上げる6つ目の方法が、「勉強場所を変える」というものです。
人によって勉強がしやすい場所は違います。
今の場所があなたにピッタリの勉強場所だとは限りません。
自宅の机、図書館、教室、塾、カフェなど勉強場所はたくさんあるので、自分に合う場所を探しましょう。
また、おすすめなのが、いくつかの場所を移動して勉強することです。
移動することで気分転換になりますし、様々な環境で勉強することになるので、周りの状況に左右されにくくなります。
この力は受験本番で役に立ちます。
本番は今までと違う空気感、生徒、場所、机と椅子の中でやらないといけません。
普段から色々な環境に慣れておけば、周りのことが気になりにくくなります。
だけどもし、1つの場所でしか勉強したことがないと、急な変化に緊張してしまい、実力が出せない可能性があります。
勉強場所を変えることには実は色々な意味があるので、意外と大事なことなんです。
「どこがおすすめの勉強場所?」という人のためにおすすめの勉強場所と特徴をこちらの記事にまとめたので、参考にしてください。
→【性格別】自分に合う勉強場所とその見つけ方
集中力を高める方法⑦✓音楽を上手に使う
集中力を高める7つ目の方法が「音楽を上手に使う」です。
実は音楽にも集中力を高まる効果や、リラックスを与える効果があります。
ただしどんな音楽でもいいわけではないです。
聴く音楽ジャンルによっては、逆に集中力を下げる可能性があるので気を付けてください。
おすすめの音楽ジャンルがこちら。
おすすめの音楽ジャンル
- クラシック
- 自然音楽
- カフェなどの雑音
これらがおすすめです。
これらの音楽には、α波や1/fのゆらぎと言われる集中力を上げてリラックス効果のある波が存在します。
そのため、聴いているうちに勉強にのめり込めるようになるのです。
今なら、YouTubeで「クラシック」「集中 高める 音楽」などで検索すれば、大量の音楽が見つかるので、自分に合う音楽を見つけて勉強中に流してみてください。
僕は田舎出身で、外から鳥や虫の鳴き声が聞こえてきて、それを音楽にして勉強してました。
逆におすすめできない音楽ジャンルがこちらです。
ダメな音楽ジャンル
- 歌詞のある音楽
- 無音
これらはできるだけ避けましょう。
勉強をしている時に、歌詞のある音楽を聴いてしまうと、意識が曲に持っていかれてしまいます。
そうなるとどれだけ勉強しても、吸収できる量が減ります。
それが好きな曲の場合はなおさら危険です。
好きな曲を聴きながらだとテンションは上がるかもしれません。
ですが、それは勉強に集中しているわけではないです。
どうしても聴きたい場合は、勉強中ではなく勉強を始める前や休憩中に聴くといいでしょう。
また、無音なのも良くないです。無音だと人の神経は過敏になってしまいます。
試験の時だと周りの紙をめくる音とかペンの擦れる音とか、普段は気にならない音が気になりますよね?
あれはまさに無音だからです。
勉強する時は、少しは音があるといいですね。
勉強と音楽についてはこちらの記事でまとめたので、合わせて読んでみてください。
→【集中力を高める】勉強中におすすめの音楽ジャンル3選
集中力を高める方法⑧✓プレッシャーをかける
集中力を高める8つ目の方法が、「プレッシャーをかける」です。
人は何かプレッシャーをかけることで、集中力を高めることができます。
プレッシャーにはこのようなものがあります。
プレッシャーをかける方法
- 時間を制限する
- お金をかける
- 目標を宣言する
分かりやすいのが「時間」です。
制限時間や締め切りを設けることで、人は集中力を上げることができます。
例えば、「30分以内に単語100個を覚える」「〇月✖日までに問題集を終わらせる」などです。
こうしておくとタイムリミットが迫った時に、なんとか達成しようとするために努力します。
試験の時に残り数分になると、めちゃくちゃ焦りだして、頭の回転が意味分からないくらい早くなった経験はありませんか?
それと同じで、時間制限を設けることで集中力を上げられるのです。
お金でもプレッシャーをかけることができます。
例えば塾や予備校に通っている場合。
塾や予備校の費用はかなり高いです。それをあなたの両親が必死に働いて出してくれているわけです。
だから「これだけお金を出してくれているんだから、頑張らないと!」と考え、勉強への集中力や意欲が上がります。
こうやってプレッシャーに慣れておくことは大事です。
なぜなら、受験は一発本番で結果が決まるからです。
自分の実力を発揮できないと、それで終わり。
だから、普段から自分にプレッシャーをかけて乗り越える練習をしておきましょう。
ただし、自分に合ったプレッシャーをかけないと意味がありません。
絶対に出来ないことを掲げても、途中で「出来るわけないよ」と思ってしまい、プレッシャーを感じなくなります。
自分の実力を把握して、それに合わせて設定しましょう。
勉強しても頭に入らない人の特徴④自信が無い
勉強したことが頭に入らない人の特徴4つ目が「自信がない」です。
自信や精神面が勉強に影響するのかと言ったら、影響します。
そう言える理由の1つがプラシーボ効果です。
プラシーボ効果とは、思い込みによって自分の能力や状態に影響を与える効果のことです。
病院でもこのプラシーボ効果を使って、患者の病気を治すこともあるくらい、広く使われています。
勉強でも同じで、「自分なんてバカだ」「勉強苦手だ」と思い込んでいると、本当に勉強ができなくなっていってしまうのです。
本当にそんなことある?と思う人もいるかもしれません。
では、A:「自分は天才。絶対に合格できる!」とB:「自分なんてダメだ。絶対に不合格になる…」と思い込んでいる人だったら、どちらが成績が伸びやすそうですか?
Aと答える人が多いですよね。
このことから分かるように、考え方やセルフイメージ、メンタルもあなたの勉強に影響を与えています。
だから、今の成績に関わらずあなたには自信を持って勉強に取り組んで欲しいです。
プラシーボ効果についてもう少し詳しく書いた記事がこちらです。
→【学力は気から】プラシーボ効果を生かして勉強を得意になろう
病気の可能性もゼロではない
さて、ここまで勉強しても頭に入らない人の特徴をまとめました。
本記事に書いてあることを意識して取り組めば、少しずつかも知れませんが良い変化が表れるでしょう。
改善しないといけないことは1つかもしれないし、複数ある場合もあります。
できることから始めてください。
ただし、これだけでは解決できない場合もあります。
なぜなら、病気の可能性もゼロではないからです。
読み書きに時間がかかる失読症や鬱になっていることも考えられます。
そういう場合は、病院に行くか一度勉強から離れてリラックスする時間を作るといいです。
一人じゃ解決できない場合は、周りの人にも相談してみてくださいね。
まとめ
今回は「勉強したことが頭に入らない人の特徴と具体的な解決策」についてまとめました。
頭に入らない原因は、勉強法・知識不足・集中力の欠如・自信がないにある可能性が高いです。
まずは、自分はどうして勉強しても頭に入らないのかということから考えてみましょう。
原因が分かればあとは本記事に書かれている解決方法を実践してみてください。
勉強しても頭に入らない時は本当につらいですよね。
そこから抜け出すためには、努力と継続が必要です。
今日から勉強に変化を起こしてみましょう。