古文単語が覚えられないから、古文単語の効率のいい覚え方を知りたい。
このように考えている人のための記事になります。
今回は、僕が受験生の時に実践していた、古文単語の暗記法を紹介します。
最後まで読めば、古文単語が今までよりもスラスラと覚えられるようになります。
10日で300語覚えることも十分可能です。
古文を読めるようにするには単語は外せません。
だけど、古文単語をがむしゃらに覚えても大変ですので、受験で古文を使う人は賢く効率的に覚えていきましょう。
また動画でもまとめましたので合わせて見てみてください。
この記事で分かること
- 古文単語が覚えられない理由
- 古文単語の効率的な覚え方
それでは早速行きましょう。
古文単語が覚えられない3つの理由
英単語に比べて古文単語がなかなか覚えられないという人も多いでしょう。
それには3つ理由があります。
- 現代の日本語が邪魔するから
- いくつも意味があるから
- 油断してしまうから
順番に解説していきます。
①現代の日本語が邪魔するから
古文は昔の日本語ですから現代の日本語と同じ音のものも多いです。
そのせいで古文単語の意味を考える時に、現代の日本語の意味が邪魔をするのです。
例えば、「まもる」という古文単語。意味は『見つめる』なのですが、ぱっと見た時『守る』が頭に浮かんでしまうでしょう。
他には「おどろく」という古文単語。現代だと『驚く/びっくりする』という意味ですが、古文の世界だと『起きる』という意味なのです。
このように、現代と昔だと音は同じなのに意味が違う単語のせいで、覚えづらくなっているのです。
②いくつも意味があるから
英単語でも同じことが言えますが、古文単語も同様に1つの単語に対して複数の意味があることが多いです。
例えば、「見る」という古文単語。この言葉には『見る、思う、関係を結ぶ、面倒を見る』という意味があります。多すぎます。
「見る」を見ただけではとても思いつかないような意味を持っているのです。
この複雑さが古文単語を覚えづらくしているのです。
③油断してしまうから
これは僕自身なのですが、「古文なんて感覚で読めるでしょ」って考えており、古文単語を甘く見てました。
結果模試を受けてみると、全然単語が分からず、内容も分からず悲惨な結果になりました。完全に油断をしていました。
この記事を読んでくれている人で、感覚で読めると油断している人がいたら気を付けてください。
古文単語を正しく覚えておかないと、本番で事故を起こす可能性が高いです。
古文単語の効率的な覚え方
ではここから僕の古文単語暗記法を紹介していきます。
1冊を完璧に
古文単語暗記の目標は1冊を完璧にすることとしましょう。
完璧と言うのは古文単語を見たら、意味がすぐに思い出せる状態です。複数の意味を持つ場合、それらも覚えてください。
単語帳は何冊もやる必要はありません。何冊も手を出して中途半端になる危険があるからです。
使う単語帳は学校でもらったものでも、自分で買ったものでもどちらでもいいです。300語載っていれば十分です。
1,2回目
1回目、2回目は覚えようとせずに、単語帳をばーっと流し読みしていきましょう。
まずはどんな単語があるのかや古文の世界の豆知識や覚え方など、すべてに目を通していきましょう。
いきなり1単語ずつ覚えていこうと頑張る人がいますが、それはあまりにも大変すぎるのでやめてください。
新しいクラスメイトの名前も初日で全員覚えませんよね?何日も顔を合わせていく中で覚えていくはずです。
古文単語も同じように、何回も見ることで覚えていくようにしましょう。
3回目以降
3回目以降は少しずつ覚えることに力を入れていきましょう。赤シートがあるならそれで隠しながら声を出して覚えていきましょう。
範囲と期間を決めてそれ通りに進めていってください。
1日30単語と決めたら単語を見たら意味がすぐに出るようになるまで何度も繰り返してください。
そして次の日は新しい30単語と昨日の30単語の復習をしていきます。新しい単語を覚えるだけではなく、復習することがとても重要です。
まとめるとこのような感じです。
古文単語の覚え方
これを何回も繰り返すことで確実に覚えていくことができます。
古文単語暗記のポイント
古文単語の暗記にはいくつかポイントがあります。
ここからが僕の伝えたいことで、実践すればより暗記しやすくなるので最後まで読んでください。
古文単語暗記のポイント
- スピード感
- 漢字を知っておく
- イラストと知識もセットで
- 日常で使ってみる
- 例文と一緒に覚える
- 語呂合わせで覚える
順番に解説していきます。
スピード感
古文単語を覚えていく上でスピード感はとても重要です。
国語の試験は時間が足りなくなりやすいです。
だから古文で分からない単語が出てきた時に「この単語の意味なんだっけ…?」といちいち考えている暇はありません。
日頃からスピードを意識して、すぐに意味が引き出せるようにしておきましょう。
漢字を知っておく
漢字を知っておくと古文単語が覚えやすくなります。
例えば「あたらし」という古文単語。意味は『惜しい』です。「あたらし」は漢字で書くと「惜し」と書きます。
他には「かづく」。意味は『被る』です。漢字で書くと「被く」と書くのでこれも覚えやすくなりますよね。
単語帳には漢字でも載っているので見てみましょう。
イラストと知識もセットで
単語と意味だけを見ていてもなかなか覚えられない人は、単語帳に載っているイラストや知識をうまく利用しましょう。
イラストは文字よりも記憶に残りやすいです。
また、古文知識を増やすことで単語にとどまらず、多くのことを知ることができるため、初見の文章にも対応できるようになります。
新しいクラスメイトの名前を覚える時に名簿だけを見るよりも、顔写真とかその子の好きなこととかあった方が覚えやすいはずです。それと同じですね。
日常で使ってみる
これは僕おすすめのテクニックです。古文単語を日常で使ってみるという方法です。
僕は友達と覚えた単語を使い合ったりしていました。使えるようになればもう忘れることはなくなります。
「おはようございます」を忘れないのは日常で使っているからです。
古文単語を身近に感じられるようにぜひ友達や家族の前でと使ってみてください。
例文と一緒に覚える
単語の意味は分かるけど、文章になると読めなくなってしまう人もいるでしょう。
そういう人は実践が足りていないだけです。
単語帳にはその単語が使われている例文(実際に存在する)が載っています。これを丸ごと覚えてみてください。
実際の文章でどのように使われているのか知らないと、知っている単語だとしても文の内容が分からなくなってしまいます。
野球だとすると単語を覚えるのは素振りにあたります。そして文が試合です。
どれだけ素振りをしても実際の試合をしてみないと打てるかどうかわかりません。
今素振りばかりしている人は、試合もしてみてください。
語呂合わせで覚える
語呂合わせで覚えるのもいいですね。
それに特化した参考書もあるので気になる人は購入してください。
僕も実際に語呂合わせで覚えた単語がいくつかあります。
古文単語の覚え方まとめ
今回は、僕の経験をもとに古文単語の効率的な覚え方を紹介しました。
古文単語が完璧だからと言って、古文ができるわけではありません。
でも、単語が分かるだけで精神的に楽になりますし、点数もとりやすくなります。単語が分かるだけで正誤問題の選択肢を減らすこともできるのです。
今日から短時間でもいいのでやってみてください。
今回はここまでです。最後まで読んでくださってありがとうございました。