そんな悩みのある人に向けて今回は受験の焦りを解消する方法9選をまとめていきます。
僕は受験勉強を始めるのが遅くて常に時間がないという焦りを感じながら勉強に取り組んでいました。
しかし、焦りや不安との向き合い方を工夫したことで名古屋大学に現役合格することが出来ました。
他の受験生よりも焦りや不安との向き合い方は得意です。
動画で見たい方はこちらをご覧ください。
では早速行きましょう。
焦りは悪いことではない
焦ることや不安になることが悪いことだと思っていませんか?
実は悪いことだとは言い切れません。
それがどうしてなのか、理由を解説していきます。
悪いとは言い切れない理由
悪いとは言い切れない理由は2つあります。
①みな同じように焦りを感じている
②力をつけるチャンスだから
①みな同じように焦りを感じている
1つ目の理由が、あなたに限らず全国にいる多くの受験生は同じように焦りや不安を抱えながら受験勉強をしているからです。
あなたの周りの子も、口には出さないですが当然焦りや不安を感じています。それが受験というものです。
だから安心してください。
そもそもやる気もない人はそういう気持ちにはなりません。
ネガティブな感情があるということはあなたがそれだけ受験に対して本気であることのの証明です。
②力をつけるチャンスだから
2つ目に、受験への焦りや不安は力をつけるチャンスだからです。
実は強い感情と記憶と言うのは相性がいいんです。
あなたは人生で恥ずかしかった経験を覚えていますか?
きっと鮮明に覚えているでしょう。
それはなぜかと言うとそのときにこれまでの人生にないくらい「うわ!恥ずかしい!」と感じたからです。
一方でおとといの晩御飯などはそこまで感情が動いていないため思い出すことが困難なのです。
このことから分かるように、強い感情と記憶は相性がいいのです。
これを利用できればあなたの今感じている焦りや不安を力に変えて学力アップを図れます。
とはいえ目の前の問題に集中できないほど気持ちが不安定になっていてはいけません。
ということで次に焦りや不安を解消するための気分転換の方法をお伝えします。
焦りをおさえる気分転換方法
受験勉強に身が入らない場合、勉強してもその時間が無駄になってしまうかもしれません。
時間がないので怖いかもしれませんが、一度勉強から離れて気分転換をしてみてもいいかもしれません。
僕が現役時代に実際にやっていた気分転換の方法を6つご紹介します。
睡眠を取る
受験生は睡眠不足になりがちです。
焦りを鎮めるためでもありますが睡眠不足でいいことはありませんのでちゃんと寝るようにしてください。
睡眠には脳を休め疲労回復を助ける効果があるだけではなく、自律神経の働きが整うためストレスの回復、耐性の向上をしてくれます。
さらに十分な睡眠を取ると嫌な記憶を消してくれます。意外にも「寝たら忘れる」は正しいことなのです。
音楽を聴く
音楽にはストレスを軽減する効果があります。
極度の焦りや不安は強いストレスがかかっている状態です。音楽を聴いてリフレッシュをしてみましょう。
また曲によって得られる効果が違うそうです。(当時の僕はそこまでは知りませんでした)
穏やかな曲はストレスや不安を抑えられ、逆にリズミカルな曲は意欲を高めてくれます。
音楽には癒しから気持ちを高めることまで幅広い効果があります。
その時のあなたに合わせて聴いてみるといいかもしれませんね。
人と話す
人と会話するというのも気分転換になります。
受験勉強で思ったように成績が伸びなかったりすると人と話すのも嫌になりますよね。
でも、その頑固さが逆効果になることもあります。
家族や友達と会話をしてみてください。
人と話すとストレス解消や口に出してみることで頭の整理もできます。
食べる
実は食事にも気分転換の効果があるのです。
もちろん食べるだけでもいいですが、バランスの取れた食事をを心がけることでより効果を得られます。
焦りや不安やストレスの軽減には『セロトニン』を摂るといいと言われています。
そのために、魚、肉、大豆製品から摂れる『トリプトファン』とニンニク、ショウガ、玄米などから摂れる『ビタミンB6』を食事で摂ってみてください。
深呼吸をする
落ち着かせる方法と言ったら深呼吸ですよね。
ただ深呼吸にも正しいやり方があります。
間違った方法だと逆効果になりうるので気を付けてください。
正しい深呼吸の方法は、吐くときにお腹をへこませ吸うときにお腹がふくらむ『腹式呼吸』というものです。
吐くときはちゃんと最後まで吐き、吸うときは鼻から空気を吸うようにしましょう。
これによって副交感神経を働かせてストレスや焦りを軽減させられます。
運動をする
運動はストレスを解消するだけでなくストレスに強い心身を作ることもできます。
今あなたの感じている焦りや不安も運動をすることで、心身が強くなり耐えられるようになるかもしれません。
運動は当然疲れが伴います。
それによって質の高い睡眠や食事がとれるようになるのでとても大切です。
最近運動不足だという人はウォーキングやランニングなど軽めのものから始めてみてください。
時には勉強から離れてみることも大事だということを覚えておいてください。
ですが内心このように考えている人もいるでしょう。
そういう人のために焦りや不安を感じながらでも、集中できて成績も上げられる勉強への取り組み方をお伝えします。
焦りを感じた時の勉強への取り組み方
気分転換をしたとしても焦りや不安やストレスを完全に消し去れるのかと言えばそれは不可能です。
そういったプレッシャーとの戦いも含めて受験なのです。
この記事では最後に焦りを感じた時の勉強への取り組み方をあなたにお伝えします。
簡単な流れ
- 自分の現状を把握する
- 優先順位を決める
- メリハリをつける
自分の現状を把握する
焦っている時、人は自分の現状がよく分からなくなって浮足立っていることがとても多いです。
だからまずは、地に足をつけるために自分の現状を把握してください。
まずは成績から。
模試の成績表にはあなたの勉強について事細かにアドバイスが載っています。
あなたの弱点や今後伸ばしていくべきポイントも書かれているので、ちゃんと読みましょう。
成績だけでなく普段の勉強時間、どの教科の勉強をしているのかなど普段の取り組み方も見直しましょう。
そして志望校合格には何が必要なのか一度落ち着いて考えてください。
何も分からずにがむしゃらに勉強しても時間を無駄に使うだけになってしまいます。
そうならないために現状の確認は必ずしましょう。
優先順位を決める
自分の現状把握ができたら優先順位を決めましょう。
何を優先するのかと言うと当然、『志望校合格、成績アップに近づくもの』です。
大学や学部によって一次試験の二次試験の配点が異なったり換算のされ方が違ったりします。
それを知らずにあまり重要度の高くない科目を長時間やっても意味がありません。
どれが大事か、またどれが伸ばしやすいのか考えてみましょう。
そうすればあとは決めた優先順位に従って取り組むだけです。
メリハリをつける
現状把握、優先順位を決めたらあとは取り組むだけですが、その時に気を付けてほしいことがあります。
それはだらだらと勉強しないということです。
受験勉強にはゴールがありません。やろうと思えばどこまでもできてしまいます。
だけどそれよりもやる時はやる、休憩する時は休憩するといったメリハリをつけましょう。
時間でも量でもいいのであなたが決めたところまでやったら、きちんと休憩を取ってください。
まとめ
今回は受験で感じる焦りや不安を解消する方法をご紹介しました。
受験勉強と言うのは、ただ勉強すればいいというわけではありません。
あなたの心と会話しながら上手にコントロールしていくのも受験の一つです。
焦りや不安は悪いものとは言い切れませんが、ずっとそれらを感じながら勉強するのも大変ですよね。
今回紹介した気分転換法、勉強の取り組み方を参考にしてみてください。