このように考えている人のための記事になります。
今回は、僕の高校生の時の経験をもとに、『9割取れる世界史の勉強法』についてまとめました。
僕はもともと世界史が苦手で偏差値40台でした。
しかし、勉強法を見直したことで世界史がどんどん分かるようになって、模試にも対応できる力をつけることができました。
最終的にはセンター試験で9割を取れるまでになりました。
今、世界史に苦手意識があったり、勉強法が分からなくてつまずいている人はきっと参考になるので最後まで読んでください。
また、動画も作りましたので動画で確認したい人はこちらをどうぞ。
では、さっそくいきましょう。
この記事で分かること
- 世界史とはどんな科目?
- 9割取れる世界史勉強法
では、早速行きましょう。
世界史とはどんな科目?
まずは、世界史と言う科目について改めて考えてみましょう。
世界史を一言で言うと…
結論を言いますと、世界史は壮大な1つのストーリーです。映画、アニメ、漫画とほぼ同じです。
「それがどうしたの?」って思っている人もいるでしょう。実はこれが大事なんです。
ここを勘違いしていると世界史の勉強の仕方を間違えてしまうからです。
絶対に暗記が必要な科目
世界史は完全に暗記科目です。
だから「覚える」ことは絶対に必要になりますので、人にとってはつらいでしょう。
でも世界史を選択した以上、そこから逃げることはできません。
嫌かもしれませんが、覚えてしまえばこっちのもんです。
世界史は他の科目に比べて、得点が大きくぶれてしまうことはありません。だから頑張りましょう。
ただし、覚え方を間違えると危険なので、注意が必要になります。
タテの流れとヨコの流れがカギ
世界史の特徴はタテの流れとヨコの流れがあることです。
授業の進め方的にもタテの流れができる人は多いです。
しかし、世界の歴史をやっているので、お互いの国がどのように影響し合っているのかという、ヨコの流れも把握していかなければなりません。
模試や入試でもヨコの流れは必ず問われます。タテの流れとヨコの流れ攻略が世界史攻略のカギです。
世界史の間違った勉強法
続いて、世界史の間違った勉強法を紹介します。
僕は3年生の途中まで間違った勉強法をずっとしていたため、成績が思うように伸びませんでした。
もしあなたがこの勉強をしていたら、時間をかけても成績が伸びていかないので、やめましょう。
その間違った勉強がこちら。
間違った勉強法
- まとめノートを作る
- 一問一答
1つずつ解説していきます。
まとめノートを作る
「さあ、世界史を勉強しよう」と思った時に、まとめノートを作っていませんか?
まとめノートは作るのに時間がかかり、疲れる割に記憶に残りません。効率が悪い勉強法なのです。
参考書や教科書を見ながら写しても意味がないのでやめましょう。
一問一答
世界史は絶対に暗記が必要だと言いましたが、それは一問一答ができればいいというわけではないです。
世界史は壮大な1本のストーリーなので、「どんな背景があって」「いつ」「どこで」「誰が」「何をして」「どんな変化があったか」が分からないといけません。
「この反乱を起こした人は誰か?」なんて問題はほぼ出ません。
もちろん一問一答はできないといけませんが、それだけでは不十分です。
世界史の勉強法~タテの流れ~
定期テストの前にざっと覚えて後は記憶から消えていく…を繰り返していて模試が全く解けず、偏差値40台だった僕が、本番で9割取れるほどまで成長した勉強法をお伝えします。
ただこれは一撃必殺では決してないです。一度だけでは当然覚えることはできないので何度も繰り返してください。
それを踏まえた上で僕がどんな勉強をしてきたのか、順番にお伝えしていきます。
まずはタテの流れ理解するための勉強法からです。
タテの流れ勉強法
- CD付の参考書を1冊買う
- 参考書を見ながら音声を聴く
- 説明しながら書きなぐる
- 思い出せなかったらチェック
- 数日後に復習
順番に解説していきます。
①CD付の参考書を1冊買う
まずは参考書を1冊買いましょう。教科書が読みやすければいいですが、僕は読みづらかったのでCD付の参考書を一冊買いました。
CDは付いていても付いていなくてもいいですが、付いている参考書をおすすめします。
また重要な用語が赤シートで隠せるものだと勉強しやすいです。
②参考書を見ながら音声を聴く
次に見開き1ページ分くらいをCDの音声を聴きながら何回も読みます。何度も繰り返して聴いて、暗唱できるレベルまで読みましょう。
CDがない場合も暗唱できるまで何回も読みましょう。
この時に重要語句だけではなく、文章で覚えるようにしてください。
③説明しながら書きなぐる
何回も繰り返したら次は音声を止めて、参考書を閉じて、一度頭の中で整理します。
そして、今読んでいたところを説明しながら紙に書きなぐってみましょう。
ポイントは、最後まで何も見ないで自分の頭にあるものを絞り出すことです。
人は思い出す時とアウトプットする時、脳が活性化し記憶力が上がります。
まとめたり、読むだけだと思い出す作業もアウトプットする作業もないため、自分がどこまで覚えているのか分かりません。
ですがこの方法だと、その両方ができてしまうのです。
上級テクニック~先生ごっこ~
上級テクニックとして、先生になったつもりで実際に授業をしてみるのもおすすめです。僕はこれをやっていました。
小さなホワイトボードを買って、生徒がいると仮定して「今日は中国の唐についてやるぞー」みたいな感じでやってました。(ガチ)
授業をするには用語だけでなく、生徒に出来事の因果関係などもストーリーとして説明できないといけません。
だからしっかり理解できていないとできないです。
これをすると力はめちゃくちゃつくので試してみてください。
④思い出せなかったらチェック
何も見ないで書いてみて完璧だったらOKですが、思い出せなかったところはチェックを入れておきましょう。
これから重点的にやっていく箇所は分かった方がいいですからね。
⑤数日後に復習
記憶は数日後に復習すると長期記憶にとして定着しやすくなります。だから数日後に復習しましょう。
音声がある場合は音声を聴きながら一緒に口ずさめるか、ない場合はほぼ目を離しながら読めるか試してみてください。
復習では重要語句だけではなく、それ以外の部分もわかる状態にしておくのが理想です。
思い出す力、アウトプットの力をうまく利用しましょう。
世界史の勉強法~ヨコの流れ~
上で紹介した勉強法ではタテの流れしかできません。世界史の攻略にはヨコの流れも重要になります。
世界史だとたくさんの国が誕生して滅んで…を繰り返しています。そこが理解できていないと模試や入試で点を取れません。
ここからはヨコの流れをどうやって勉強したらいいのか説明していきます。
ヨコの流れ勉強法
- 年号を語呂合わせで覚える
- 地図で大体の国の変遷を確認
順番に解説していきます。
①年号を語呂合わせで覚える
僕は参考書を買って年号を語呂合わせで覚えられるだけ覚えました。
ポイントとしては年号を覚えるだけではなく、その出来事によってどんな変化が起きたのか、他の国ではどんなことが起きていたのかまで意識して覚えていくことです。
単発で覚えても意味がないので気を付けてください。
僕は年号を覚えておいたことでめちゃくちゃ助けられました。
「下線部aと同時期に起きた世界の出来事として正しいものどれか」「下線部bよりも前に起きた世界の出来事として誤っているものはどれか」という問題が簡単に解けるようになったからです。
年号が分かると精神的にも楽になります。全てを覚える必要はないので、主要な出来事だけでも覚えておきましょう。
②地図で大体の国の変遷を確認
ヨコの流れの勉強は「地図で確認する」のもいいです。
例えば世界地図を用意して、1世紀ごとにどこにどんな国があったのか書き込んでいくのです。
そして書き込んだ後には、覚えられているのか確認のためにまっさらな世界地図に自分の力でもう一度書いていきましょう。
その地図の変化が頭の中に入っていれば、ヨコの流れがかなり分かりやすくなります。
この2つがヨコの流れの勉強法です。
世界史の勉強法~資料編~
タテのヨコの流れの勉強をしつつ、もう一つしてほしいことがあります。それが資料の確認です。
世界史には遺跡や絵画、人物画、絵画、芸術などの多くの資料が存在します。
それらの資料を資料集や参考書で確認していきましょう。
文字だけでは記憶に残らないことも画像だと覚えやすいです。必ずチェックしておきましょう。
世界史の問題の構成を見ると
続いて、共通テストを見て世界史がどんな傾向の問題だったのかまとめていきます。
世界史の問題構成
- 文が無駄に長い
- 一問一答は通用しない
- 資料が多い
- ヨコの流れは鉄板
順番に解説していきます。
文が無駄に長い
色々な書物から引用したり、二人の生徒が会話していたりと、共通テストの世界史は無駄に文章が長かったです。
ところどころ読みづらい箇所もあるので「自分解けるかな…?」と不安になるかもしれませんが、その心配はいりません。
文は長くても問われる問題は分かりやすく、文章が全て理解できる必要がないからです。焦らずに解けば大丈夫です。
一問一答は通用しない
世界史の問題はやはり、一問一答では通用しないようになっています。
時代が違ったり、場所が違ったり、結果が違ったりするので、「ストーリー」で理解していないと解けません。
「どんな背景で」「いつ」「どこで」「誰が」「何をして」「どんな結果だったか」の全てが問題になる可能性があります。
資料が多い
共通テストでは資料から問題が作成されていました。
書物、遺跡、人物、グラフ、地図など種類は様々です。
「うわ!ナニコレ!?」とならないように日頃から資料のチェックをしておきましょう。
ヨコの流れは鉄板
共通テストも変わらずにヨコの流れが理解できているのか問われる問題が出題されていました。
ここは外せない部分になりますね。
自分の目でも過去問チェックしてみましょう。
まとめ
今回は世界史の勉強法についてお伝えしました。
世界史は暗記が多く、時間もかかる教科です。
しかし、覚えてしまえば安定して点が取れるようになる教科です。
なるべく効率的に勉強するといいでしょう。
世界史選択の人は諦めずに最後まで勉強してください。
実際に使っていた参考書