英語

【4技能鍛える】大学受験に向けて英単語を効率よく覚える方法【4つのステップ】

受験勉強のために英単語を覚えようとしているけど全然頭に入らない。効率のいい英単語の覚え方を知りたい。

こんな悩みを解決するため、4技能を鍛えつつ、英単語を効率的に覚える方法を記事にしました。

単語を覚えるのって大変ですよね。

たくさんあるし、やってもやっても頭に入らないし、すぐに抜けてしまいます。

 

だから「自分は記憶力が悪いから仕方ない」と考えている人もいるかもしれません。

でも、そんな風に悩む必要はありません。

 

正しい英単語の覚え方をマスターすれば誰でも覚えられます。

時間は必要になりますが安心してください。

 

最後まで読んでいただければ、英単語をこれまでよりも早くたくさん覚えられるようになり、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能も鍛えられます。

 

英語はどの大学でも必要になる科目です。

志望校合格に直結する内容ですのでぜひ参考にしてください。

 

僕自身、こういう地道に勉強するのがものすごく苦手でした。

やっても覚えられないし、成果が見えづらいからです。

そんな僕でも英単語をしっかり覚えて名古屋大学に合格するくらいの力はつけられました。

その経験を踏まえた上での方法になります。

この記事で分かること

  • 英単語を効率よく覚える方法
  • やってはいけない危険な英単語の覚え方

 

 

英単語の重要性について

改めて英単語がどれくらい重要なのか、最初にお伝えします。

英語に限らず、言語は「単語の集合体」です。

 

日本語で考えてみましょう。

「ぼくの名前はだいきです」という文。これは「ぼく」「の」「名前」「は」「だいき」「です」という単語の集合体で出来ています。

そして、この単語の1つ1つの意味が理解できるから文の意味が分かるのです。

 

ではもし「齟齬」「僭越」「僥倖」といった知らない単語ばかりが使われていたとしたら読めるでしょうか?きっと厳しいですよね。

このことから分かるように、「単語を知っているか、いないか」にはとても大きな差があるわけです。

 

英語の場合も同じです。1つでも知っている単語が多ければ、文や会話の理解がしやすくなるのです。

英単語を覚えることはそれくらい重要なことなのです。

 

言葉は単語の集まり!まずは英単語を知らないとどうしようもない!

 

英単語マスターの3ステップ

英単語を覚えるといっても、その中には実は3つのステップがあります。

それがこちら。

英単語を覚える3つのステップ

  1. 英単語から日本語の意味が分かる
  2. 日本語から英単語を正しい音で思い浮かべられる
  3. 日本語から英単語を正しく書ける

この3つの段階です。

①が出来ればリーディングが身につき、②が出来ればリスニングとスピーキングが身につき、③ができればライティングが身につきます。

 

この3ステップができれば、単語を使いこなせるレベルにまでなれます。

③は特に二次試験で必要になるのですが①と②が出来ればある程度力はつきます。

 

受験に向けて効率的な英単語の覚え方

では、具体的な方法を紹介していきます。

僕が実践してきた、最も効率的な英単語暗記法がこちらになります。

 

英単語暗記法

  1. 単語帳を選ぶ
  2. 正しい発音を聞く
  3. 英単語とその意味を声に出して読む
  4. とにかく繰り返す
  5. 覚えられない単語はノートにメモ
  6. 類義語を覚える

順番に解説していきます。

①単語帳を選ぶ

まずは単語帳を選んでください。何冊も同時にやらずに1冊を完璧にすることが大事です。

基本的に学校で買った単語帳で問題ありません。

おすすめは「赤シートがある」「CDつき」のものです。

 

②正しい発音を聞く

ただ英単語を見て意味を思い浮かべるのも悪くはないのですが、おすすめはしません。

それだとリスニングやスピーキングの力が付けられないからです。

 

だから、まず「正しい発音」をCDで聞いてください。

単語を知っていてもリスニングが出来ない人は、正しい発音を知らないことが原因です。

だからここで本物の英語の発音を知りましょう。

 

③英単語とその意味を声に出して読む

よく聞いたうえで今度は声に出してみましょう。

これをやることでスピーキングの力も徐々に付けていくことができます。

読む時は英単語も日本語の意味もどちらも声に出してください。

 

④とにかく繰り返す

人間の脳は1回やっただけで完璧に覚えられるほど便利じゃありません。

脳に大事なことだと思わせないと記憶と定着しないのです。

 

大事なことと思わせるには「繰り返しやる」これが1番です。

類義語などはいったん無視して少なくともまずは3周してください。(3周は正直かなり少ないです)

 

繰り返す時は、この2つを意識してください。

  • スピードを重視すること
  • 英単語⇆日本語をすること

下で詳しく説明していきます。

 

スピードを重視すること

単語を1つ1つ丁寧にやりたい人もいると思いますが、丁寧にやっても忘れてしまうからです。

例えば、5日間で単語を100個覚える時。

  • パターン①:1日丁寧に20単語×5日間
  • パターン②:1日雑に100単語×5日間

どちらがいいかと言ったらパターン②です。5回も繰り返すことが出来ますから。

 

もし単語テストや英語長文を読んでいる時に「この単語見たんだけど何だったっけ?」となることが多い人は、パターン①をしてしまっていることが多いです。

スピードを重視して1回でも多く単語に接触することが大事だと覚えておいてください。

 

また、英単語を見た時に瞬時に意味が分かるレベルにしておきましょう。

試験本番は時間との勝負なので1単語をゆっくり思い出す時間は与えられていません。

だからすぐに意味を引き出せるようにしましょう。

 

英単語⇒日本語、日本語⇒英単語の両方をやること

日本語⇒英語はスピーキングやライティングの時に必要になる力です。

単語を覚えようとした時、ほとんどの人は英語⇒日本語の一方通行の勉強をしがちです。

しかし、それだと効率が悪くリーディングの力しかつけられません。

 

英語⇔日本語の両方ともできるようにしていきましょう。

そうすることで単語を使える幅が広がります。

 

⑤覚えられない単語はノートにメモ

何周しても覚えられない単語が出てくると思います。

また2周目では出来たけど3周目では出来なかった単語も出てきます。

 

そういう苦手な単語を1冊の専用ノートにメモしておきましょう。そのノートが自分の弱点になります。

 

すべての単語を書いて、意味を書いて…と勉強する人がいますがそれはとても効率が悪いです。

そのノートはただ単語帳を書き写しただけのものなので復習にも使いづらいです。

だから、繰り返しても覚えられなかった単語だけ書くようにしてください。

 

⑥類義語を覚える

3周ほどできたら次は類義語も覚えていきましょう。

同様にスピード重視で何周も繰り返してください。

 

これが具体的な方法です。先ほど伝えた英単語マスターの3ステップの①②がこの方法でできます。

 

+αの暗記テクニック

ではここで、より英単語を覚えることが出来るようになる+αテクニックをお伝えします。

 

+αの暗記テクニック

  • 英単語の形から連想
  • 映画やスピーチ、洋楽を使う
  • 動きをつける
  • 例文ごと覚える

英単語の形から連想

英単語を覚えていく時に「あれ?なんか形似てない?」と思うことがあるでしょう。

例えば「express」「impress」「depress」など。

これらは偶然同じ形をしているのではなく、意味があるのです。

 

「ex-」は『外に』、「im-」は『中に』、「de-」は『下に』という意味があり、「-press」は『押す』という意味があります。

これらを接頭辞、接尾辞といいます。

 

接頭辞、接尾辞を覚えておけば単語をこのように覚えることができます。

  • express=外に押す⇒表現する
  • impress=内に押す⇒感銘を与える
  • depress=下に押す⇒落胆させる

覚えておくと丸暗記に頼らず、初見の単語でも意味を推測できるようになります。

単語帳の最初の方にも載っていてかなり便利なので試してみましょう。

 

映画やスピーチを参考に

無機質な単語帳を見続けてもさすがに飽きてしまいます。

そういう時は気分転換の意味もかねて、海外の映画などを見るのがおすすめです。

 

英語の字幕をつけて見ることでリスニングにもなりますし、生きた英語を味わえます。

また登場人物がその単語を使った場面も一緒に覚えることができて、忘れにくくなります。

 

僕自身、英単語の「beyond」はトイストーリーのおかげで覚えました。

バズライトイヤーの決め台詞の「To infinity, and beyond!!(無限の彼方へ、さあ行くぞ!!)」です。

映画じゃなくてもいいのですが、YouTubeにある英語のスピーチ動画や洋楽を使うことで印象に残りやすくなるのでおすすめです。

 

動きをつける

単語を覚える時、いつも椅子に座って止まっていませんか?

実は単語のイメージを動きにして、英単語を読みながらその動きをしてみるとよく頭に入ります。

 

単語から連想して自分で動きを考えることになるので、とても印象に残りやすくなります。

覚えづらい単語はぜひ動きをつけてみてください。周りの迷惑にならないところで。

 

例文ごと覚える

単語帳には覚えたい単語が例文として書かれています。

この例文ごと覚えてしまうのも1つのテクニックです。

 

暗唱できるほどになってしまえば、単語をどうやって使えばいいのかもわかるようになり、記述にも強くなれます。

僕はある時期DUO3.0という単語帳を使っていたのですが、例文がとにかくたくさん載っていたので全て音読していました。(100回は超えるくらい)

これのおかげで英単語を作文でも使えるものにできました。

 

余裕のある人は+αでこういうこともやってみるとより英単語を覚えることが楽しくなります。

 

危険な英単語の覚え方

最後にやってはいけない危険な覚え方をご紹介します。

これをしていると勉強に時間をかけてもそこまで多くの英単語を覚えられないのですぐにやめましょう。

 

危険な覚え方

  • とにかく書きまくる
  • 完璧に覚えてから次に行く
  • 単語帳を作る
  • 無言で勉強する

順番に解説していきます。

 

とにかく書きまくる

英単語をノートに5回、10回繰り返して書いて覚えていませんか?これはおすすめしません。

なぜなら時間がかかるし疲れるし効率がものすごく悪いからです。

 

それをする暇があるなら声に出して読むべきです。字を書くのと読むのだったら読むほうが圧倒的に早いですからね。

 

何回も書くとノートが埋まって勉強した気がするかもしれませんが頭に入ってなければ意味がありません。

目的は英単語を覚えることなのでそこを間違えないようにしましょう。

 

完璧に覚えてから次に行く

一度やったところは完璧にしたいという気持ちは分かります。

ですが、どれだけ完璧にやったとしても数日経てばほとんどのことを忘れてしまいます。

 

英単語を覚えるには繰り返すこと、スピードが大事と伝えました。

だから、ある程度覚えたら次に進むようにしましょう。

 

③単語帳を作る

単語帳を作るのもそこまでおすすめしません。これも時間がかかるからです。

作るとしたら何回やっても出来なかった単語だけを集めたものにしましょう。

 

④無言で勉強する

言語の勉強をしているのに無言で勉強するのはよくありません。

聞いて話した方が圧倒的に効率がいいです。

だから無言で勉強せずに、声を出せる時は出して英単語を覚えていきましょう。

 

まとめ

さて今回は英単語の効率的な覚え方を紹介しました。

この方法を使えば、4技能(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)を短時間で鍛え上げて今までよりも多くの言葉を覚えることが出来ます。

 

大学受験において単語を知っているか、使えるかは大事です。

共通試験や目指す大学によって必要な単語数はだいたい決まっています。(あくまで目安ですが)

 

1日でも早く始めて、英単語に対する不安は無くしておきましょう。

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