そのように考えている人のために、塾に通う必要性やどんな人が塾に通うといいのかお話ししたいと思います。
この記事はとても大事なことなので、親子一緒に読んでみて欲しいです。
ではさっそく行きましょう。
この記事で分かること
- 塾に通う必要性
- どんな人が塾に通うといいのか
- 塾のメリット・デメリット
- 塾に通う際の注意点
「塾は絶対に必要!」ではない。
結論、「塾は絶対に必要!というわけではない」です。
僕自身、これまで塾に通ったことはありません。
受験生の時も独学で勉強をしていました。
僕なりに頑張った結果、自称進学校から名古屋大学経済学部に現役合格できました。
また大学に入ってから、塾に通っていたか周りの人に聞いてみましたが「通っていなかった」という人も多くいました。
学力や性格も様々なので断定はできませんが、みなに塾は絶対に必要というわけではない、というのが僕の結論です。
塾に通うことをオススメしたい人
塾はみなに絶対必要というわけではないと言いましたが、塾に通うことをオススメしたい人もいます。
次に、どんな人が塾に通う必要があるのかお話ししていきます。
塾に通おうか迷っている人は、これを基準に1つでも当てはまったら通うことを検討してみてもいいでしょう。
その基準がこちら。
塾はこんな人におすすめ
- 毎日の勉強の習慣がない人
- 授業についていけていない人
- 1人ではサボってしまう人
- 今よりレベルが上の志望校を目指している人
- 目的が明確な人
- 学校が進学校ではない人
順番に解説していきます。
①毎日の勉強の習慣がない人
授業の内容を理解するには授業外である程度の時間が必要です。
それに受験勉強は長期レースであり、日々の勉強習慣が必要不可欠です。
日頃、勉強する習慣があるかないかで受験の成績は大きく変わってきます。
また、何かを習慣化するというのは1人で簡単にできることではありません。
勉強の習慣がない人は塾に通ってもいいでしょう。
塾に通うことで勉強する習慣を作れますので、それだけで成績も上がります。
②授業についていけていない人
学校の授業は、積み重ねで進んでいきます。
だから、一度ついていけなくなると、それ以降の授業が理解できなくなり無駄でつらい時間を過ごすことになってしまうのです。
そういう人は塾に通ってみてもいいでしょう。
新しいことや難しいことを学ぶのではなく、授業内容の補強という形(補習塾)で塾を利用してみるのがオススメです。
③1人ではサボってしまう人
勉強は大きく分けて学校と自宅学習に分かれます。
その中でも自宅学習がとても重要です。
自宅学習は1人だから好きなように勉強できますが、1人だからサボれてしまうんです。
普段勉強をしていて、学校ではできても自宅で1人だとサボってしまい勉強できない人は、塾に通ってみてもいいかもしれません。
塾を利用して誰かに見られている状況を作ることで勉強に集中できるようになるはずです。
④今よりランクが上の志望校を目指している人
今の成績と志望校を比べてみて、ランクが1つ2つ上だという人は塾に通ってみてもいいでしょう。
塾と言うのは受験に対して膨大な量の分析をしており、点を取るためのテクニックなどもたくさん知っています。
それらを教えてもらうことで今はまだ遠いかもしれない志望校合格へ近づくことができるでしょう。
⑤目的が明確な人
「苦手教科を克服したい!」など目的が明確な人は塾に通ってみてもいいでしょう。
僕の兄は塾に通っていたのですが、それは数学だけを教えてもらうためでした。
塾に通ったのち、兄の数学の成績は飛躍的に伸びました。
結果、難関大学に合格しました。
このように目的が明確だと、塾に行った時に成績が伸びやすくなりますので塾に通うといいです。
⑥学校が進学校ではない人
学校がいわゆる進学校ではないところだと受験を不利な条件で戦わないといけなくなります。
そのような人は塾に通ってみてもいいでしょう。
どういうところが不利なのか。
進学校じゃない場合
- 受験関連の情報の少なさ
- 受験対策の授業がされていない
- 周りが進学しないためモチベーションの維持が困難
これらが挙げられます。
一方で塾に通うとこれらが得られます。
塾に通った場合
- 最新情報や受験対策
- 受験に詳しい講師陣
- やる気のある生徒
進学校じゃないと厳しい部分があるのは事実です。
そういう人は塾に通うことに大きな意味があるでしょう。
以上が「塾に通う必要のある人」になります。
塾に通う必要のない人
では次に、塾に通う必要のない人をお伝えします。
塾に通う必要がない人
- 自分のやり方が確立されている人
- 時間に余裕がない人
①自分のやり方が確立されている人
自分の勉強のやり方が確立されており、成績も順調に伸びている人は塾に通う必要がありません。
そういう人は自己分析がよくできていて、何が必要なのかも自分で考えられます。
そのまま自分のやり方をした方がいいですね。
②時間に余裕がない人
塾に通うことになると、行き帰りの時間や塾にいる時間など拘束されることになります。
今の塾がない状態で時間に余裕がない人は、塾に通うことで余計に時間がなくなり、キャパオーバーになってしまうことが考えられます。
その結果、成績が落ちる可能性もあるのでこのような人は塾に行く必要はないです。
塾のメリット・デメリット
さて、ここまで読んで頂いて「塾に通ってみようかな」「子供を通わせようかな」と思ってくれた人もいると思います。
ではそんな人に向けて、塾に通うメリットとデメリットについてお伝えします。
通うかはメリット・デメリットを知ったうえで判断してください。
塾に通うメリット
まずは塾に通うメリットからお伝えします。
当然多くのメリットがあります。それがこちら。
塾のメリット
- モチベーションが維持しやすい
- テクニックや解法を教えてもらえる
- 勉強する習慣ができる
- ライバルが作りやすい
- 受験の最新情報を得やすい
- 学習スケジュールを立ててくれる
- 授業の質が高い
①モチベーションが維持しやすい
勉強をしたくない時ってありますよね。
その時に塾があるとモチベーションが維持しやすくなります。
同級生や他校の生徒など塾にはやる気のある人がたくさんいます。
それを見て「もう少し頑張ってみよう」という気持ちになれます。
さらに塾の講師の指導も励みになります。
あなたを少しでもいい進路へ連れていきたい!という熱量で指導してくれるためその熱量にも支えてもらえます。
②テクニックや解法を教えてもらえる
学校の授業はテクニックというよりも基礎を教えてもらう場です。
一方で塾ではその基礎を押さえつつ、覚え方やテクニック、解法なども教えてもらえます。
それによって理解が深まり成績アップに繋げられます。
③勉強する習慣ができる
塾に行ったらもう勉強するしかありません。
自宅で勉強する習慣がついていない場合、勉強が習慣化できることはとても大きいメリットの1つです。
勉強する習慣ができるだけで、単純に今までよりも勉強時間が増えます。
時間が限られている受験にとってもこれは大きな利点と言えるでしょう。
④ライバルが作りやすい
塾の良いところは他校の生徒の様子も見れることです。
自分よりも上のライバルを見つけやすく、その子に負けないように頑張ることで成績アップが期待できます。
僕のクラスメイトが他校の天才を相手に奮闘していたことが思い出されます。
⑤受験の最新情報を得やすい
塾は受験のプロです。
受験のことを分析して知り尽くしており最新情報にも敏感です。
そのため、学校では教えてもらえないような情報を得られることがあります。
僕が受験生の頃、同じ塾に通ってい子同士が僕の全く知らない受験の大事な情報を話してて「え!?ほんとに!?」と焦っていました。
情報はものすごい武器になりますからね。
⑥あなたの分析をしてくれる
何が得意で何が苦手なのか、自分には何が必要なのか。
こういった分析を自分自身ですることはとても難しいです。
ですが、塾に行けばあなたの成績を参考に分析をしてくれます。
そのため無駄なく勉強を進めることができます。
⑦学習スケジュールを立ててくれる
分析をしてくれた上でどのように進めていくのかのスケジュールも具体的に立ててくれます。
独学だとそこまで細かくスケジュールを決めるのは困難です。
プロによって決めてもらえることで、迷いなく学習を進めることができるようになります。
⑧授業の質が高い
学校の授業の質が低いと言っているわけではありません。
学校の授業は基礎を教えてくれるのに対して、塾の授業ではそれを踏まえたうえで、受験に直結する知識やテクニックを教えてくれます。
学校の授業と塾の授業。役割が違い、どちらも大事です。
ただ「受験に特化した」という点においては塾の授業は質がとても高いです。
以上のメリットが挙げられます。
塾のデメリット
一方で塾にもデメリットがあります。
それがこちら。
塾のデメリット
- お金がかかる
- 両立が難しくなる
①お金がかかる
塾に通うとなるとやはりお金がかかってしまいます。
どうしようもないことですが「教育」にはお金をかける価値があると個人的には思います。
塾選びや授業の取り方で値段は抑えられますので、塾に通う前にご家族でちゃんと話し合うといいでしょう。
②両立が難しくなる
学校の勉強と塾の勉強、他の習い事と塾など塾の分、両立が難しくなります。
1日の時間は限られています。
塾に通うようになった結果、両立が出来なくなり全て中途半端になってしまった、ということにならないように入塾前にちゃんと考えておきましょう。
以上が塾に通うデメリットになります。
塾に通う時の注意点
さて、塾のメリットとデメリットをお伝えしました。
ここまでで塾に通いたい、通わせたいと考えた人もいると思います。
最後に、塾に通う時の注意点があるのでそれをお伝えします。
これを守れないと塾に通っても思ったような変化がなく、成績が伸びないということもあり得ますので気を付けてください。
ココに注意
②目的を見失わないこと
③塾選びを雑にしないこと
順番に解説します。
①塾に頼りすぎないこと
「塾に通ってるからOK」「塾に通ってるから志望校合格できる」ということはありません。
塾に通ってからが勝負です。
塾は教えるプロがいて勉強しやすい環境が整っています。
勉強においてはこれ以上ない最高の空間であることは間違いありません。
ですが、それを生かせるのかどうかは自分次第です。
塾に頼りすぎて、通っていることに安心しないようにしましょう。
②目的を見失わないこと
何のために塾に通っているのかその目的を見失わないようにしましょう。
そこを見失ってしまうと、無駄な時間を使うことになってしまったり、お金が異常にかかってしまったりと後々大変になります。
「数学を伸ばすため」「学校の授業に追いつくため」など目的は常に覚えておきましょう。
③塾選びを雑にしないこと
今や塾は大手から個人までとにかくたくさんあります。
指導方法や授業スタイルも様々です。
だから「近くにある塾でいいやー」と雑に決めてしまうと自分に合わないということになりかねません。
合わないところで勉強していては成績はなかなか伸びてません。
事前に資料請求をして調べたり、体験授業に行ったうえで塾は決めるようにしてください。
資料請求や無料体験は多くの塾で行われているので自分の目で確かめてみましょう。
今は塾が多様化してきていて「選ぶの難しい!」という人もいると思いますので、どのような種類の塾があるのか、塾の種類と選び方はこちらにまとめさせていただきました。
ぜひ参考にしてください。
まとめ
さて、今回は塾に通う必要性やどんな人が塾に通うといいのか、メリット、デメリット、注意点についてまとめました。
重要なことをたくさんお伝えしましたので、今回の記事は何度か読んでみるのがオススメです。
塾は目的を決めて通うと成績を伸ばすことができます。
勉強するのに最高な空間です。
ですが、塾がみなに必要かと言ったらそんなことはありません。
この記事を読んで「塾に行きたい!」「塾に通わせよう!」「どこの塾にしようか?」という考えになったり、「塾なしで独学で頑張る!」と意志が固まってくれたら嬉しいです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。