そのように考えている人のために「授業中のノートの取り方」をお話ししたいと思います。
勉強する人のほとんどがノートを使い、書いている時間が大半を占めているでしょう。
だからノートの取り方が間違っているとかなりの時間を無駄にしてしまうことになります。
正しいノートの取り方を知ることは受験合格においても重要です。
伝えたいことが膨大になりすぎないように今回は、授業中のノートの取り方に焦点を絞りお伝えしていきます。
この記事で分かること
- 成績が上がる授業ノートの取り方
- 正しいノートの使い方ができているか
それでは早速いきましょう。
授業でノートを取る目的とは?
多くの人が「授業中はノートを取る」と考えていると思います。
ですが、そもそもどうして授業の時にノートを取るのか考えたことがありますか?
1番大きな目的は、「受験で点を取るため」です。
ですが、あまりにも遠すぎて現実味がない人もいるかと思います。
なので授業でノートを取る目的は次の2つです。
- 頭の整理のため
- 復習に使うため
本来授業で取ったノートというのは、まず先生の話を聞いて、それを頭の中で理解→整理→アウトプットしたものでないといけません。
そして、それを家に帰ってからやテスト前などの復習として使ったりするためにあるものなのです。
分かりやすくするために授業でノートを取る前からテストまでの流れをまとめました。
以下のようになります。
授業開始~終わり
授業後~テスト
これが授業ノートのあるべき姿です。
危険なノートの取り方
逆に言えばこれから外れてたノートの取り方、使い方をしている人は危険かもしれません。
ということで先に危険な授業ノートの取り方、使い方をいくつか紹介します。
①板書の丸写し
これをしている人とても多いです。僕もよくしていました。
僕は字を書くことが好きなのでいかに綺麗に字を書くのか、そのことばかり考えている時期もありました…
だから人のこと言えません。
ただ、この板書の丸写しはやってはいけないことです。
なぜなら先ほどお伝えした理解する、頭の中で整理するという過程を踏んでいないからです。
先生が書いた文字とノートにあなたが書いた文字は違うところが出てくるはずです。
あなたの覚えやすいように見やすいように書くのが正しいノートの取り方だからです。
もし、板書の丸写しになっている人は頭で理解せずにただ書いているだけになっているので、テストや模試、受験ではいい点を取りづらくなってしまいます。
②後日全く使わない
せっかく書いたノートをそれ以降全く見ないという人もノートの使い方として危険です。
授業でノートを取るのは内容の理解や整理のためでもありますが、復習として使うという意味もあります。
作成したノートを見返し、分からなかったところに印をつけたり書き加えたりすることでさらに知識の定着が進みます。
時間を書けて作ったノートを最大限に生かすためには授業の後も使いましょう。
正しい授業ノートの取り方
では、これを踏まえたうえで僕のノート(世界史)を例に挙げつつ授業ノートの取り方のポイントをお話しします。
(※高校時代のノートが見つからず、今回改めて書いたものになります)
また、ノートはキャンパスのノートが1番使いやすいです。
色ごとに科目を分けられますし図などの書けるのでおすすめです。
そして授業ノートのコツがこちら。
授業ノートのコツ
- スピード感
- 見開きで書こう
- カラフルにしすぎない
- 余白は広めに
- 揃える
- イラストを加える
- 自分の感情、覚え方を入れる
順番に解説していきます。
①スピード感
授業は大事なことをすごいスピード進んでいきます。
だからノートを取る時は、スピード感を大事にしてください。
綺麗な字を書きたい気持ちはあると思いますが、字は読めれば大丈夫です。
字の綺麗さ=賢さではありませんのでスピード感を持ってノートを取るようにしましょう。
②見開きで書こう
ノートは右ページからではなく、なるべく見開きで使うようにしましょう。
その方が復習の時にぱっと開いて見やすくなります。
1ページしか使わなかったら復習の時に右ページを使えます。
絶対とは言いませんが、授業の内容を一度に目を通せるほうがいいので見開きで左のページから使うようにしてください。
③カラフルにしすぎない
ノートを書くときにカラフルにしすぎないようにしましょう。
色を使いすぎると、どこが重要な場所なのか分からなくなりますし、目がチカチカして集中力が削がれます。
だから使う色は3色程度、ルールは事前に決めておいてください。
- 赤・・・大事、必ず覚える
- 青・・・予備知識、メモ
- マーカー・・・タイトル
これくらいで大体のことはできますので、色は使いすぎないようにしましょう。
④余白は広めに
復習の時などに追加でメモしたいことも出てくるので、余白は広めに取っておきましょう。
ぎちぎちに書いてしまうと見づらいのもありますし追加で書きづらくなってしまいます。
⑤揃える
同じ系統のものはタテで揃えましょう。
世界史に関わらず、数学の式などでも同じです。
ーー小見出し(1)
ーー小見出し(2)
これがずれてしまうと、どことどこが同じ規模の話か分かりづらく、まとまりのないノートになってしまいます。
これをするためには授業の内容全体をちゃんと理解する必要があるので、最初は難しいかもしれません。
だからこそ授業はしっかり聞きましょう。
⑥イラストを加える
実はイラストを加えるのも大事です。遊び、息抜きだけではありません。
僕はテストや模試を解くときに、頭の中で自分の取ったノートを思い浮かべることがよくありました。
その時に文字だけでなくイラストがあると思い浮かべやすくなります。
つまりイラストがあると、記憶に残りやすくなるということです。
社会や理科だとイラストを描ける場面が多いのでしゃしゃっと入れてみるといいかもしれません。
⑦自分の感情、覚え方を入れる
授業内容だけだと何が分かっていて何が分かっていないのかがはっきりしません。
なので「ここ大事!」と書き込んだり、「よく分からない!」と書き込んでおくとあとから復習がしやすくなります。
他にも自分なりの覚え方を入れておくと頭に残りやすくなるのでオススメです。
授業ノートのまとめ
たくさんお伝えしたので、改めてまとめておきます。
授業ノートのコツ
- スピード感
- 見開きで書こう
- カラフルにしすぎない
- 余白は広めに
- 揃える
- イラストを加える
- 自分の感情、覚え方を入れる
これが授業の時のノートの取り方になります。
ノートはただ文字を書くだけではなく、あなたの頭の中を整理したものにすることが大事です。
板書の丸写しをしたりただ書いただけで、二度と見ないということがないように気をつけてください。
今回、紹介した方法を1つでもいいので試してみてください。
すると、思って以上に授業を真剣に聞かないといけないとノートに書けないということが分かるようになります。
ノートはあくまでもテスト、模試、受験本番で点数を取るために取るものです。
あなたの点数が1点でも上がるように上手にノートを取れるようにしましょう。
最後まで読んでくださりありがとうございました。